. 今日は場地さんの家に千冬と2人で遊びに来ている
コーラとペヤングの大盛りを1パックレジ袋に詰めてチャイムを鳴らすと
少し気だるげな雰囲気の休日の場地さんが出てきた
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そうやって場地さんの部屋に行くと3人とも場地さんの部屋にある漫画を好き放題取って読み始める
私はベッドの上にうつ伏せになって脚をパタパタ動かしながら漫画を読み進める
千冬は窓ぎわに、場地さんはベッドの脇に持たれかかって3人とも無言の時間が続く
でもそんな時間がなんだか居心地が良くて安心して過ごせる至福のときなんだ
1時間が経とうとする頃だんだん首が痛くなってきた
首の間接をぐりぐりと回すとポキポキと音が鳴った
ふと場地さんの方を見ると長い髪が綺麗になびいているのが目に入った
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そう聞くとまた漫画に目を移した
でもその綺麗な髪が靡くと無意識にその髪を撫でていた
サワサワサワサワ
ふと見ると場地さんの顔は真っ赤っかになっていた
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そんな光景を横目で見ていた千冬はと言うと、、、、
あなたの奴だけずりぃぞ
場地さんと2人で喋りやがって
俺のがいること忘れんなよ!
なーんて1人で思っていましたとさ
チャンチャン♪
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!