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あまりにも2人で喋っていたので痺れを切らした千冬はやっと第一声を発した
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その声があまりにも不自然に大きかったので場地さんと私はびっくりしてしまった
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まぁそんなこんなでお湯を沸かしペヤングを作った
私が普通にお湯を入れてると場地さんがやたら横で口出ししてくる
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ワチャワチャワチャワチャ
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そこから3分待つと千冬が湯切りに行ってソースを混ぜて作ってくれた
私はもう二度とペヤング作ってやんないんだから!っとぷんぷんしていた
でも出来上がった大盛りペヤングを3人箸でつっついて頬張るとやっぱりすごく美味しかった
3人で食べるから美味しいのかな
場地さんがペヤング好きだから一緒にいる私も自然と大好きになっていた
でも何故か1人だと食べない
それはやっぱり3人で食べることに意味があるのかもね
私は"場地さんと千冬と一緒に食べる"ペヤングが好きなのかもしれない
ズルズルと大盛りを1パック平らげるとまた定位置に戻り漫画を手に取った
そこからまた何時間か経つと私はもう場地さんのベッドで寝落ちしていた
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この言葉にキュンとした千冬でしたとさ
チャンチャン♪
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。