私は翌日芭琉覇羅の奴らを尾行し、
何とかアジトの廃ゲームセンターを見つけることに成功した
考え無しに行動するのはよくないと思ったが
人間はそう上手くいかない
大事な時こそ焦って考えることを忘れる
私はとにかく場地さんを東卍へと戻すため
ズカズカとアジトへ乗り込んだ
1歩踏み込むと総勢300人の組員がこちらへ視線を送る
ダンッ!!!!!!!
私は横にある麻雀の置いてあった机を蹴り飛ばした
私も限界だったんだろう
、
、
私は300人の芭琉覇羅と1人で争うことなった
場地さんのために1歩も引けない状況
でも芭琉覇羅は卑怯な奴らだった
ハァハァハァハァハァハァ
5〜60人殺ったところで後ろからバットで殴られ
その隙に拘束された
初めっからちゃんとタイマンなんてするつもり無かったんだ
両腕を固く締めあげられ上に吊った状態になった
ポタポタと滴るのは涙でも汗でもなく自分の赤い血液のみ
痛いとかそんな感情よりも
情けない、自分一人じゃ何も出来ないという現実に嫌気がさしていた
下衆な声が聞こえる中私は
、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。