亮『ルールは簡単や。俺らから逃げて、この廃墟から宝を探せばええねん。』
忠『ただし、宝はきちんとしたものやから。それをみつけてな?』
章『あ、そうや、勝手に逃げたらアカンで?窓とかから出たらルール違反やで。』
村『そんで、あともう1つ。探してる時に俺らに捕まったら……』
あなた『………』
す『あんなことやこんなことされてまうで…。』
耳元で…渋谷先輩が囁くように言った。
あなた『…っ!!』
ビックリして…私は先輩から離れた。
す『ぉ♪ええ反応するやん♪』
横『すばる、あんま、いじめんなや。笑』
隆『ちなみに、この廃墟は5階建てやから。』
村『あと、こんだけ広いし、各階一部屋に防犯カメラのモニターが設置されてるから名無しさんちゃんからも俺らの居場所がわかるようになってる。』
章『ぁ、あと、時間は無制限やから。あなたちゃんが俺らに捕まっても、このゲームは終わらん。』
あなた『ぇ…?』
忠義『あなたちゃんがきちんと宝を探さないと終わらへんよ。』
わけがわかんなくなってきた…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。