忠『…ご丁寧に居場所教えてくれてありがと。妖笑』
しゃがんで流し台の下に身を隠してた私の目線に合わせて…話しかけた。
忠『携帯で助けを呼んだらアカンよ。まぁ、お陰であなたの場所がわかったけど。妖笑』
携帯を私の手から奪い取り、
バキッ!!!
壁に投げつけて壊した。
この室内に入ってから涙が止まらなかった。
流し台の下から無理矢理出されて、
広い調理台の上に座らされた。
あなた『……っ…ヤダッ…ッ…』
忠『今、めっちゃエロい顔してるで?妖笑』
暗い部屋で妖しげに笑う大倉が……
心の底から怖いと感じた…。
忠『もしかして…処女ナン?』
そう聞き、
制服のブラウスを裂くように破った。
あなた『ぃゃぁぁああッ!!!!やめてっ…ッ…ゃぁ…っ』
必死で暴れた。
それでも…
男の力に敵うわけなくて…
簡単に押さえ付けられた。
忠『綺麗な体してるやん。』
まじまじと……
身体中を舐めるように見つめる。
あなた『っ……やだッ…っ…』
なんで……?
なんでこんなことになっちゃったんだろう…?
大倉の手が太股に触れた。
あなた『ぃゃッ!!!!!』
忠『っ…!!!』
膝を思いきりあげたら大倉の溝内に入って…
大倉がうずくまった。
忠『…ったぁ~…』
今しかない……
また……全力で走り出した。
もう…1階にはいれない…
階段を…夢中で駆け上った…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。