プリ小説

第49話

小話27〜毎日毎日〜
俺には気になっている奴がいる

そいつの名前は『藤枝仁』。

いつも1人で、特に誰と話すこともなく、誰と一緒にいる訳でもない、変わった子

だけどその子は男の子だけどとっても可愛い

噂だけど、話してみたいってやつが多いらしい
((ガララ
おっ!キタキタ!
仁くんは今日も可愛いなぁ〜♥♥
違う違う!そんなことをしたいわけじゃない!

今日こそは!今日こそは仁くんに話しかけるんだ!
テオくん
テオくん
ぉ、おはよ!
じんたん
じんたん
………おはょ……
え!?仁くんってこんなに声可愛いの!?うわうわうわ!また惚れちゃうじゃん!

おっといけない!仁くんが驚いたままだ!
とりあえず色々話さなきゃ!
テオくん
テオくん
俺のこと…知ってる…よね?小学校から一緒だし!
じんたん
じんたん
…へ?…あー…そ、そうなの…かな?
…あれ?え?そうだよね?俺と仁くん一緒なはずだけど…違った?
テオくん
テオくん
記憶…ないの?
ってなに初めて喋った人に失礼な事言ってんだ!!バカバカ!

すると
じんたん
じんたん
ん…っと…えと…し、小学校の頃の記憶が曖昧なんだよね!
と、突然焦ったように答えてくれた
そうか…なんか色々あったんだな…
あまり触れちゃいけないことだと思い、俺はそこで問い詰めず、引いた
テオくん
テオくん
そっ…か!まぁー、これからよろしくな!
俺の去り際、



仁くんは申し訳なさそうな、悲しそうな顔をしていた
――――――――――――――――――――(テオ宅)
テオくん
テオくん
はぁぁぁぁ…
仁くん、俺のこと覚えてなかったのかー…

悔しいなぁ…結構目立ったことしてた気がしてたけど

仁くんの印象にちょっと残るように色々したんだけど…
テオくん
テオくん
無駄だったかぁ…
やばい、なんか諦めちゃいそう
テオくん
テオくん
いや!まだ大丈夫!チャンスはある!きっとある!
明日も仁くんに話しかけよう!
――――――――――――――――――――(次の日)
((ガララ
テオくん
テオくん
お!仁くんおはよう!
じんたん
じんたん
…へ?……あ、おはょ……
…え?なんで?
なんでそんなに困った顔をしてるの?
テオくん
テオくん
なんか…あった?
俺なんかした?
じんたん
じんたん
……あ、いや…えと…
テオくん
テオくん
昨日俺と話したよね?
じんたん
じんたん
…えっ、と…そうなの…かな?
なんで?なんでそんなことあったんだ、みたいな顔をしてるの?


よく分からなくて俺は頭が混乱していて、ボーッとしていたらしい
友達1
…ォ!テ…!テオ!!
テオくん
テオくん
っへ!?あ、なに?
友達1
どした?wwwお前藤枝の席の前で佇んでたぞ?その間に藤枝、逃げちゃったしwww
テオくん
テオくん
え?あ!ほんとだ!あー…逃がしちゃった…
友達1
てかさ!昨日お前藤枝と話してたじゃん!何喋ったの?どんな奴だった?
友達2
え?なになに?藤枝の話?俺も聞きたい!
テオくん
テオくん
いやー、俺も正直ちゃんと分かってるわけじゃないんだけど…
友達1
((ゴクリ
友達2
((ゴクリ
テオくん
テオくん
可愛かったぁ〜♥♥
友達1
…いや知ってるよ
友達2
…うん、お前使えなっwww
テオくん
テオくん
いやいや!俺お前らよりは使えると思うけどな!
友達2
もうちょいなんか聞き出せるところはあるだろ!
友達1
それwww
テオくん
テオくん
いや、なんか…仁くん小学校の頃の記憶が曖昧らしいんだよ…それに今日も昨日話したはずなのに初対面の人に話しかけられたみたいな反応してたし…
友達1
…え?それまじ?
友達2
じゃあお前が藤枝にアプローチ何度もかけてたのも覚えてないの!?
テオくん
テオくん
…みたい
友達1
え、それちょっとやばくね?
友達2
失恋決定やん
テオくん
テオくん
いやまだだから!まだチャンスあるし!
とは言ったものの…
テオくん
テオくん
チャンスなんてあんのかな…
その後も毎日毎日、話しかけてはみるが、仁くんは毎日初対面の人に話しかけられたような反応をするだけで、うまく俺の恋が前に進むことが出来なかった

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あさめ
あさめ
こんにちは。友達が私の知らない人に向かって「文系のくせに日本語しゃべれねぇのはマジでクソだわ爆笑」って言ってるのを見て関係ないのに一人で傷ついてる系女子です。死にてえ…あ、よろしくお願いします