最近テオくんが構ってくれない
俺と一緒にいてもすぐどっかいっちゃうし…
何したらテオくんは構ってくれるかな
なにか怪我する?
いやそれは絶対に怒られる、それに迷惑だってかけちゃう
無視する?
無理無理!可愛そうだよ…
いっそ別れる?
あ、ダメだ。俺のメンタルももたない
あーどうしよう!なにかいい手がないかな…
そんなことを悶々と考えていると
ヤバい!忘れてた!
まだ時間あるけど…早めに行くか
――――――――――――――――――――会議室
((ガチャ
開けて中に入ると結構早く来たはずだが既にテオくんと他の人たちがもう来ていた
ほらね
最近あんなんだからほんとに嫌になる
嫉妬とかストレスとかもう色々混ざってイライラしてくる
だけどそんなことを俺が言えるはずもなく、ただ黙って見てる事しか出来ない
それがまたストレスの元になる
あぁ…こんなんばっか
もういっそ別れちゃえば楽になるのかな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。