((ガララ
――――――――――――――――――――じんたん
今日、テオくんって人に遊園地に誘われた
俺からしたら初めてあった人
だけどその人はまるで俺の扱い方がなれてるかのように接してくれた
どんな人だろう
どんなことをしてくれる人だろう
どんなことを話すんだろう
気になりすぎて、俺は授業なんて頭に入ってこなかった
――――――――――――――――――――テオくん
よし!まずはデートに誘うことが出来た!
にしてもおはようからのニコッ
これは反則だろ…可愛すぎ
さぁ。これからだ
仁くんをどう楽しませるか…
仁くんの秘密をどう暴くか…
――――――――――――――――――――放課後
あれ?俺、テオくんに手を握られてる…?
男に握られてるのに…
なんでこんなにドキドキするだろ
それに…この感情初めてじゃない気がする
覚えてないけど
【ジェットコースター後】
その後もなんやかんやで色んな乗り物に乗ったりアイスを食べたりして楽しく過ごした
それと同時にいろんな感情とテオくんに対する興味が湧いてきて
『帰りたくない』『消したくない』そんな思いが強く芽生えてしまった
――――――――――――――――――――夜
やばい
いざ告白するとなると
緊張する
え?仁くん泣いてる?
誰?この人……
もしかして仁くんの親代わり?
仁くんがひどく怯えている
ダメだ…今仁くんを渡したら
もうチャンスがなくなる!!
その瞬間注射みたいなものを取り出し、仁くんに刺した
仁くんの体から力が抜け、眠ってしまった仁くんを無理やり連れていく
させまいと追いかけようとするが、部下のようなやつに捕えられてしまった
すると
ドッ
バッ
仁くんが突然起き、俺を捕らえていた人たちを押し倒し、俺の手を引いて走り出した
その後もずっとどこにいるのか分からなくなるぐらいまで走り続けた
仁くんは目にいっぱいの涙を溜めてそう言ってくれた
自分が守ってあげたい
そんな衝動にかられて俺は仁くんを抱きしめた
やばいっ!
どうすればいい…
離れないで
とは言ったものの出す手がない
もしも仁くんがなにかされるなら俺は自分がどうなっても助けよう
そう決心した時だった
離れないで
とは言ったものの出す手がない
もしも仁くんがなにかされるなら俺は自分がどうなっても助けよう
その時
ゴッッ
え?…誰がやったの?
ブチッ
俺の中で何かが切れる音がした
どうする
どうすれば正しい
その時横から何かが飛んできて、そいつに当たった
投げたのは…
仁くん?
あいつらが仁くんの言葉に負けたのか帰っていく
俺はただ呆然と仁くんの背中を見ることしか出来なかった
仁くんが俺の方に振り向く
だんだんと仁くんが泣きそうになっていく
俺は慌てて仁くんを抱きしめた
すると察するように友達も『じゃあな』と口パクで言って帰って行ってくれた
仁くんに記憶がないならまた作ってあげればいい
失った記憶の倍素敵て、倍楽しい思い出を
――――――――――――――――――――
ごめんなさい。期待外れでしょう…
ほんとにごめんなさい
なんでもするから嫌いにならないで号(┳◇┳)泣←ダルすぎる作者爆笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。