北人side
今日はLIVEだから頑張らないとなぁ
円陣をして、ステージに上がると会場全体に響き渡る歓声
そんな中、俺は1人の女の子から目が離せなかった
凄く綺麗な子で、あれ?もしかして一目惚れかな、
バクステとか来ないかな、めっちゃ話したい
その子の前に行くとその子と目が合った
振り返してくれるかな?
振り返してくれたっめっちゃ可愛い
今日も無事LIVEが終わり次はバクステだ
ファンの子と少しお話したり、写真撮影をして行く
次で最後か、あの子来るかな?って待ってたけどやっぱり来ないか、
諦めかけてたら、その子が入ってきた
え、嘘、ほんとにきた。
嬉しすぎ、
間近で見てもまじで可愛い、
ってうか誰が好きなんだろう
え、嘘、俺?
確かに俺のフェルトとホクブーが首から下げられてる
嬉しすぎ、
俺は無意識にその子のことを抱き締めてた
やばい、めっちゃ可愛い、
LIVE中に目合ったことを話せば覚えててくれたことに喜んでて
ほんとに可愛い、
名前なんて言うんだろ、
壱馬ナイス質問
あなたちゃんか、
絶対次のLIVE来てくれたら見つけよ
その後も色んな話をして
写真撮影をして、なんかあっという間だったな
まだずっと話してたい、
2人が帰って楽屋にいる間もずっとあなたちゃんの事を考えてた
3人でプレゼントを見ていると
可愛いホクブーのクッションが目に入った
そこに添えられた手紙
その手紙はあなたちゃんからだった
俺はすぐその手紙を手に取り読み始めた
手紙の内容は凄く感動した。
本当に俺の事を想ってくれてるんだっていうことが伝わってくる内容だった。
このホクブー家に持って帰ろう。
俺、あなたちゃんのこと好きかも。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。