第2話

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2019/09/29 13:35
『季節は9月終わり。
入学して時間がたった。

なかなか友達ができない。』



放課後の廊下を、頭を下げて歩いていた。









ドン!
あなた

イタ。。。

ゆうた
ゆうた
ごめん!
大丈夫?

急がないとだからごめんね。
あなた

だいj

言い終える前に行ってしまった。。。
















私は寮暮らしで、いつもより遅く帰宅する。
あなた

ただいま。

寮の管理者
寮の管理者
あ!
おかえりなさい。

なにかあったの?
いつもより遅いから心配しちゃった。
あなた

すみません。
屋上で、たそがれてました。

寮の管理者
寮の管理者
ふふ。
悩みや、心配事があれば言ってちょうだいね。
頼りないかもだけど。(笑)


あ。
そうそう。
今日新たに入居する人が来たから、着替えてリビングに来てちょうだい。
あなた

わかりました。

着替えてリビングに行く
寮の管理者
寮の管理者
きたきた。
ゆうた
ゆうた
あ!!!!!!!
あなた

ビクッ!

すず
すず
うるさいなー。
落ち着きない奴だなー。(笑)
寮の管理者
寮の管理者
ふふ。
とりあえず座って。
あなた

はい。

寮の管理者
寮の管理者
じゃぁ、揃ったから自己紹介しましょう。
まずは、藤君からお願い。
藤先輩
藤先輩
はい!
咲梅高校2年
藤原丈一郎です。
サッカー部所属

彼女募集してます。(笑)
ゆうた
ゆうた
ハハハハハ。
先輩ここでも言うんですか?(笑)

あ!
咲梅高校1年
岸優太です。
サッカー部所属
マネージャー募集してます。
すず
すず
へー。二人ともサッカー部なんだ。
広瀬すずです。
私も咲梅高校1年
ちなみに吹奏楽部だよ。
あなた

木ノ本あなたです。
私も咲梅高校1年です。
特にこれといったことはありません。

寮の管理者
寮の管理者
ここは基本的になんでもOKだから。
ただし、ケンカはNGだからね。

さぁ、ご飯にしちゃいましょう!
ご飯が終わり、各自部屋に戻るときだった。
ゆうた
ゆうた
あ、木ノ本さん。
あなた

はい。

ゆうた
ゆうた
さっきはごめんね。
ぶつかちゃって。
あなた

いえ。
こちらこそ前を見ていなかったので。

ゆうた
ゆうた
今日からよろしくね。
あなた

よろしくお願いします。
では。

部屋に戻った。

『ここの寮は私1人だったから、晩御飯があんなににぎやかなんて味わったことなかった。』

そんなことを思っていたら。。。



コンコン

あなた

はい?

すず
すず
あ。
私。
すずなんだけど。
ちょっといい?
あなた

ど、どうぞ。

すず
すず
ごめんね。
あなたて、携帯持ってたりしない?
あなた

持ってません。
電話する相手もいないし。

すず
すず
やっぱり。
明日、携帯買いに行かない?
ゆうたも持ってないみたいで、一緒にどう?
あなた

支払いとかできないし、管理人さんに聞かないとわかりません。

すず
すず
そっか。。。
じゃぁ、明日の朝聞いてみようよ!
それならいいでしょ?
あなた

わかりました。
では、おやすみなさい。

すず
すず
あー!!!
後、お風呂まだだよね?
場所忘れちゃったから、一緒に行ってくれない?
あなた

はい。
わかりました。
準備します。

すず
すず
私も準備するから待ってて。
『嵐みたいな人だ。』
すず
すず
お待たせ!
行こう!
お風呂に向かって歩いていたら
ゆうた
ゆうた
いや、先輩こっちですよ。
藤先輩
藤先輩
いや、ぜってーこっち。
ゆうた
ゆうた
いや!
絶対違いますから。
藤先輩
藤先輩
こんな時に携帯ないの不便なんだよ。
なんで持ってこなかったんだよ。
ゆうた
ゆうた
俺もともと持ってないです。。。
すず
すず
あれ?
ゆうたじゃん。(笑)
なにしてんの?
ゆうた
ゆうた
それが、お風呂どこだかわかんなくて。。。
すず
すず
だよね!
説明されたけど覚えられないよね!
藤先輩
藤先輩

すずちゃん1人?
すず
すず
え?!
あなたと来たよ?
ゆうた
ゆうた
なに言ってんの?
1人じゃん。(笑)
すず
すず
え?!
あー!!!
先行かないで!
あなた

あ。
すみません。
いつも1人だったんで。

藤先輩
藤先輩
こんばんは
あなた

こんばんは

ゆうた
ゆうた
お風呂こっちだったんだね。(笑)
藤先輩
藤先輩
そうだな。
2人とも違ったな。(笑)
あなた

あ。
すみません。
男性はあっちですよ。

ゆうた
ゆうた
え?!
藤先輩
藤先輩
ほれみてみ!
こっちじゃんって、え?!
早く言ってよ。
あなた

すみません。
何していたのかわからなくて。

ゆうた
ゆうた
急がないと。
先輩。
藤先輩
藤先輩
またね。
すずちゃん、あなたちゃん。
すず
すず
はーい!






ね。
携帯いるでしょ?
あなた

私には、まだわかりません。

すず
すず
今時持ってないって、なんかあったの?
あなた

持つことにメリットがなかっただけですよ。

すず
すず
友達は?
小学校とか、中学の時とかの子と連絡とらないの?
あなた

友達いないんで。。。

すず
すず
嘘!

今何組?
あなた

C組ですが。

すず
すず
え?!
私たち一緒じゃん!
クラスにいたの?
あなた

はい。
いつもあなたは人気者ですよね。

すず
すず
そんなことないよ。
みんな寄ってきてくれるだけだよ。
あなた

。。。









ここがお風呂です。
では。

すず
すず
え?!
一緒に帰ろうよ。
あなた

わかりました。

別れてお風呂に入る。







『あの人。
嵐というより、台風だな。
あの人中心に、いろんなことが回ってる。



いつも見ているだけだったから、なんて返事をすればいいのかわかんない。
あの人の言葉一つ一つに、正しい答えってなんなんだろう?』
すず
すず
あれ?
あなた?!


大丈夫?
のぼせてない?
あなた

湯冷めしてれば大丈夫です。
すみま、、、

崩れる。
すず
すず
え?!
あなた!
あなた

ごめんなさい。
おいて行ってもらって、結構です。

すず
すず
なに言ってんのさ。
誰かいないか。。。



あ!
藤先輩!
藤先輩
藤先輩


どう、、、

え?!
あなたちゃん!
すず
すず
のぼせちゃったみたいで。
藤先輩
藤先輩
背中のって
あなた

嫌です。
ここにいれば、じき歩けます。

ゆうた
ゆうた
でも、風邪ひいちゃうよ。
藤先輩
藤先輩
ゆうた。
すずちゃん連れて先帰ってて。
すず
すず
藤先輩はどうs、、、
ゆうた
ゆうた
いいからいこ。

よろしくお願いします。
すず、ゆうたが見えなくなると。
藤先輩
藤先輩
ちょっとごめんね。
あなた

へ?!

藤先輩の首に腕を回され、足を持ち上げられた。
あなた

ちょっと下ろしてください!

藤先輩
藤先輩
ゆっくり行くから。
ちょっと我慢してて。
あなた

。。。

藤先輩
藤先輩
あなたちゃんて、時々屋上にいない?
あなた

はい。
います。

藤先輩
藤先輩
やっぱり。(笑)

練習中によく見かけるから気になってたんだよね。

あそこで何してるの?
あなた

空。

藤先輩
藤先輩
空?
あなた

空を見てます。

あなた

空を見てると、心が空っぽになれるんで。

藤先輩
藤先輩
心を空っぽね。
今度行ってもいい?
あなた

どうぞ。
私だけの場所じゃないんで。

藤先輩
藤先輩
あなたちゃんて。
淡々としてるけど。
いつもそんな感じなの?
あなた

はい。
小学生の頃からこんな感じです。
すみません。

愛想がなくて。

藤先輩
藤先輩
そんなことないよ。
ホントは俺も、そんな感じでいたいからさ。
人が集まってくるの、苦手なんだよ。
あなた

そんなk、、、

藤先輩
藤先輩
あ!
そろそろ着くだけど、歩けそう?
あなた

あ。
はい。
すみませんでした。

藤先輩
藤先輩
ええよ。
謝らんでも。
あなた

いえ、ほんとにすみませんでした。

すず
すず
あなた!
すずが駆け寄ってくる
すず
すず
良かった。
大丈夫?
あなた

はい。
ご心配おかけしました。

すず
すず
なに言ってんの!
もう友達なんだから、心配くらいさせてよ!
それと、もう敬語はやめて。
藤先輩には使わないとだけど。
藤先輩
藤先輩
いや、俺も使わなくていいよ。
寮仲間やし。
なぁ!ゆうた。
ゆうた
ゆうた
え?
俺もタメでいいんですか?
藤先輩
藤先輩
なに言うてんねん。
ゆうたは俺に使わなダメだよ。
ゆうた
ゆうた
えー!!!!
ぬか喜び。。。
あなた

(笑)

藤先輩
藤先輩
ドキッ!
すず
すず
わらった!
笑顔かわいいね。
あなた

いえ。
そんなことないです。

すず
すず
ほら。
敬語。
あなた

あ。

藤先輩
藤先輩
まぁ。
そんなすぐにはできないよね。
徐々にでいいから。
あなた

すみません。

すず
すず
あー。
すぐに謝るのもなしね。
藤先輩
藤先輩
ゆうたはすぐに謝れ。
ゆうた
ゆうた
え?!
急に僕に来るんですか?
なんかすみません。
あなた

(笑)

藤先輩
藤先輩
ドキッ!
ゆうた
ゆうた
あなたちゃんて、笑ったら殺されそうや。
すず
すず
わかる!
はじめて意見があった!(笑)
寮の管理者
寮の管理者
ねぇ?
そろそろ入りなさいな。

風邪ひくわよ。
ゆうた
ゆうた
あ。
ホントだ。(笑)
すず
すず
またねー。
ゆうた
ゆうた
先輩。
明日って朝練ないですよね?
藤先輩
藤先輩
ないよ。

明日ね。あなたちゃん。(笑)
ゆうた
ゆうた
うっし!
あ。
またね。
あなた

はい。
また。

『今日は疲れた。
人といるのが楽しいって思えたことなかった。

でも、今日は楽しかった。
明日も騒がしいのかな?

ちょっと楽しみだな。』





















































































































































作者

初めまして。
読んでいただきありがとうございます。
毎日更新しようと思いますので、よろしくお願いします。

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