第2話

マルコ【2】
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2021/04/01 00:37
死んだと思われていたマルコは生きていた。

遺体の前で立っていた。












「マ、マルコ...」

マルコは振り向くことは無く答えた。

「ねぇ、あなた...僕、死んだんだね。」

「ぇ。あ、貴方は生きている!!!今ここにいる!!!」

と、彼に抱きつこうとした時、彼の体を私はすり抜けた。

「もぅ...やめてくれ。」

彼は泣き崩れた。

「なん...で。なんでマルコ。なんでマルコなの。」

「あなた...ごめん、君と行きたかった。アルミンが教えてく

れたんだ。

壁の外には、海や炎の水、砂の雪原、氷の大地、壁の外はここ

より何10倍も広いんだって。君とそんな世界を見てみたかっ

た。」

私はその話を聞いて涙が止まらなかった。嗚咽するほど泣き喚

いた。

「ぃこう。今から!!!貴方と!!!」

「ごめん。あなた僕は死んだ。もう、君と一緒にいれないん

だ。」

「ぃ...いやだ...。」

「僕はずっと見守ってる!!!どんな時もこの空の上から、君が生

きている限り僕はずっと...」

マルコの体が光って小さな粒になっていき消えかかっていく。

「ゃだ!!!マルコ!!!行かないで...!!!」

私は触れることもできない。

「あなた...愛してるよ。」

彼が消える直前マルコは私に優しくキスをした。

なぜかその時だけ触れることができていた。














そして誰かに名前を呼ばれて目を覚ますと私は

マルコの遺体の前で倒れていたのだ、なぜか動くはずのない

遺体は涙を流し、私の手を握っていた。

その時起こしてくれたのはジャンだった。

そこからジャンと仲良くなった。














「なぁあなた...お前所属兵団は決めたか??」

「ぅん。私は調査兵団になる。」

「な、なんでだよ」

「私はマルコと、マルコと叶えられなかった夢を果たすんだ。」

と言ってマルコのいる空に手をかざす。

「そうか...」



















ジャンが調査兵団に所属した本当の理由ってことは

私とジャン以外は誰も知らない。

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