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2021/06/15

第2話

血の吸い方
猟師
猟師
んっ…ふっ…
猟師の首の方からごくっ…ごくっ…と、血液を飲まれる音が響く
猟師
猟師
はっ…あぁ…うっ…
深夜1時、自分の血をこうして分けている
毎日?当たり前だ。吸血鬼は血が無いと生きられない
たまに貧血で倒れる事もあるが、好きな主の為なら全然平気だった
それと、銀鎌組の方々によく言われるのだが…
「痛くない?」
…そりゃぁ、最初はとても痛かった。だけど……だんだん続けているうちに…快感のようなものに変わっていた
猟師
猟師
いっ…!あっ…
…たまに痛い
猟師
猟師
はぁっ…あっ…
伯爵
伯爵
………
満足したのか、主は口を拭きながら虚無を眺めていた
猟師
猟師
はぁっ…はぁ…美味しかったですか…?
主は軽めにこくりと頷く
猟師
猟師
それはよかったです…では、良い夜を…
自分の部屋へ向かう
バタン…
猟師
猟師
……
猟師
猟師
はぁぁぁぁぁ…めっっっっちゃいい匂いしたぁぁ…♡
乙女のように両手で口を塞ぐ
猟師
猟師
今日は薔薇の香水だろうか…あのビジュアルに薔薇は尊すぎるっ…(まぁどの香水でも尊いのだが)
壁に飾っている絵画をガコッと外す
猟師
猟師
んふふ…大好きです…
絵画の後ろにあるのは伯爵の写真。見られないようこっそり隠している
血を飲ませ終わった後や、疲れた時にこれを見て癒されていた
猟師
猟師
(こんなオタクだとバレたら引かれるだろうな…でも自分の部屋に入ってくることなんて1度も無いし)
猟師
猟師
いやそもそも自分の部屋に入ってくださるなんて光栄すぎるッ!!!
猟師
猟師
あ…つい声が…
猟師
猟師
ふわぁ…眠い…寝て体力つけないと…主の命令に応えられなくなったら大変だ
猟師
猟師
ふぅ…おやすみなさい…





__________________
猟師
猟師
ん…んん…?
伯爵
伯爵
………
猟師
猟師
あっ…主…どうしました…?
主は無言で近づいてくる
猟師
猟師
ちょっ…近い…です…
猟師
猟師
なっ…何を…!





チュン チュン
猟師
猟師
はっ!!
猟師
猟師
はぁ……ぁ…夢…?
猟師
猟師
うっ…うぅぅ…
猟師
猟師
何で目覚めたぁぁ!!あと少し…少し…だったのに…!くぅぅ…
猟師
猟師
いや…そういう関係になってはいけないけど……けどけどけど…!
猟師
猟師
……1回でいいから…されて…みたい…
猟師
猟師
って…朝から何を考えているんだ自分は…起きよう
朝食を食べ、自分の仕事をする
今日は城の大きな窓を拭く作業
猟師
猟師
(結構大変だけど、主の住まいは綺麗にするべし!)
〜窓拭き中〜
猟師
猟師
うっ…そこの汚れ…届かない…っ
ガタッ!
猟師
猟師
うわっ!……っと…危ない…
猟師
猟師
(もう少し大きい脚立を注文するべきだったか…( ´•௰•`))
チリーン…
玄関についているベルが鳴る
猟師
猟師
あっ…お客様かな…?
解毒剤
解毒剤
こんにちは。猟師さん
猟師
猟師
こんにちは!いやぁ今日も外は暑いですね…
解毒剤
解毒剤
本当にね…こっちも暑くて暑くて…メンバーみんなぐったりしてるわ
解毒剤
解毒剤
あっ、はいこれ!今月の薬よ!
猟師
猟師
いつもありがとうございます…
解毒剤
解毒剤
血を毎日与えてるんでしょう…?鉄剤だけでは足りないんだから鉄分の入ってる食事もするのよ?
猟師
猟師
はい!
解毒剤
解毒剤
じゃぁまた来月ね!
猟師
猟師
ありがとうございました!
バタン
猟師
猟師
えっと…今日これ飲んで…っと






__________________
夜11時頃
猟師
猟師
あと2時間か…何か暇つぶしでも…
ギィ…
猟師
猟師
ん?
目を向けた先は主の部屋の扉
その扉がギィと音を立てながら少し開いていた
猟師
猟師
……いや…こんな時間に起きるはずは…
コツ…コツ…
猟師
猟師
…主…?もしかして…起きましたか…?
開きかけのドアにそう質問を投げる
大きな音を立ててドアが開く、赤色の瞳がこちらを見つめて来た
猟師
猟師
あ…こんな時間に……珍しいですね…
伯爵
伯爵
………
主は自分の玉座へと向かって行った
猟師
猟師
(あぁ…後ろ姿も美しい…)
猟師
猟師
(って違う違う。命令を聞かねば…)
猟師
猟師
あの…主…何か命令はありますか?
主の目線は猟師の首筋に向いていた
猟師
猟師
あ…時間早いですけど…飲みますか?
主は右手で猟師の首筋を撫でる
猟師
猟師
はっ…っ…大丈夫です…自分で脱ぎます…
猟師
猟師
さぁ…どうぞ…
首筋からプツッと、肉の破ける音が聞こえる
猟師
猟師
うっ、んん…はぁっ…
猟師
猟師
はぁっ…んぁ……うっぁ…
猟師
猟師
(っ……血を吸われてるだけなのに…情けない声を出してしまう自分を殴りたい…)
そんな事を考えていると、主は急に口を離した
猟師
猟師
……今日は早いですね…?
!…もしかして…お口に会いませんでした…?
主は猟師の鎖骨を爪でトントンと突く
猟師
猟師
え…えっと…鎖骨から飲みたい…という事ですか?
昨日の夜のように静かに頷く
猟師
猟師
……私…鎖骨は初めてで…その…お手柔らかにお願いします…
主は猟師の鎖骨付近に牙を立てる
そこから牙を挿入し、血を吸い始める
猟師
猟師
あ"っ…!くっ…ぃ……はぁっ…!
猟師
猟師
(いつもと違うから…体が反応して…)
猟師
猟師
んぁっ…!はぁっ…ぁん…//
体が過剰に反応し、吸われてる最中なのに腰が反る
猟師
猟師
(抑えろ!抑えろ自分!)
猟師
猟師
ぅあっ…あぁ…!んはぁっ…//
主はまた口を離し、目を合わせてきた
猟師
猟師
あっ…すいません…うるさいですよね……
猟師
猟師
なるべく…抑えてるつもりなのですが…つい……
主は猟師の頭を少し撫でた後、すっと立ち上がった
猟師
猟師
あっ…もうよろしいのですね…?
主は窓から射し込む月光へ向かって行った
猟師
猟師
では…私も失礼します…








このお話は、とある古城で起きる。吸血鬼と猟師のお話