第73話

課題③
303
2020/11/23 11:44
あれから帰ってきて、心のモヤモヤが嘘だったかのように無くなった。
ドキドキしていたり、ワクワクしていたり複雑な気持ちだか、嬉しいことは確かだ。
皆にジュースを配り終えると、またあの定位置に戻った。
さとみ
さとみ
さぁ再開しようか、あなた
あなた

はいっ

さっきより近い気がする。
すごくドキドキしている。でも、嫌じゃない。
るぅと
るぅと
そうだ。
僕も現国苦手な所あるんですよ。
僕もついでに教えて下さい。
現国のノートを出してるぅとくんが微笑む。
ころん
ころん
えぇー?!僕らの課題教えてよ!
もしかして
るぅとくんの課題見せてくれるのっ?
莉犬
莉犬
えっ?!ほんと?!
るぅと
るぅと
……そんな訳ないだろ?
二人とも
人から教えて貰っているにもかかわらず
ちくわ耳じゃないか
それに僕の課題を見せろ……?
皆
……やばい
るぅと
るぅと
ふざけるなあぁぁぁぁあ!!!!
あなた

わ、わ、私が二人教えるからっ
るぅとくん交代ね!

急いでるぅとくんが座っていた場所に私が座る。
さとみ
さとみ
あ、ちょ
るぅとくんが私がさっきまで座っていた場所に座る。
さとみ先輩がこっちを見ている。
私は無視してころんくんたちの課題に目を向ける。

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