今グギは俺の隣で寝ている。
もうすぐ家着くんだけど
起きるかな、
反応は無い。
どーしようかな、
ヒョンたちは皆各家に帰ったから
頼れる人いないし、
でもこの酔っぱらいを1人にするのもな..
ジョングギは普段こんな酔うまで飲まない。
だからこそ、
気分が悪くなったりしたら
1人で対処できるのかとか、
その辺が心配なんだよね
考えているうちに家に着いてしまった。
身体を揺さぶる。
起きる気配はない。
しょうがない..、
今日は泊まっていくか..。
俺はクギの家の駐車場に車を停めて
図体の大きいグギをなんとか担いで
家の中に入った。
俺たちはお互い何があってもいいように
合鍵を持っているから
簡単に家に入れる。
クギをベットに寝かそうとすると
汗をかいていることに気付いた。
しょうがない..、
お風呂に入れるか、着替えさせるか
どっちにしろグギを起こそう。
お、起きそう..かな?
酔っ払っているからなのか
それとも寝惚けているのか
ジョングギが抱き着いてきた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!