初めて入る、シャワールーム。
揚げ物のにおいの付いた髪の毛を入念に洗う。
でも、待たせちゃ悪いのでてきぱきとシャワーを浴びた。
シャワーを止めると、隣のシャワーの音がしなかった。
シャワールームのドアを開けた大我は
まっすぐこちらを見つめてくる
窮屈なシャワールームに大我が入ってくる。
ジリジリこちらにやってくる…
素直に目を閉じ、少し顔を上げてキスを待つ…
大我の顔が、肩の上に乗ってきた
そして、こう囁かれた
次は、下に手をあてがわれた
ずっと顔のとなりに大我の顔がある
指が入り、中を確認するように動くと、その後、ぐるぐると動き出した
前戯なしで入れられるのはナンセンスだけど、
続けられるうちにどんどん気持ちが高まってくる。
でも、ほんとうはちょっと乱暴で困った。
直してあげたほうがいいよね…?
このまま続けていても、大我のためにならないから。ちょっと中断。
洗面台に移動して、歯磨き。
鏡越しに見守って待ってる大我がいるので、
手でも繋ごうか、と提案した。
優しく握ってくれた手からは、不安が伝わってきた。
一度手を離して、服も着ずに、タオルを羽織ったままセックス部屋に移動する。
部屋に入って荷物を置いて、コンドーム片手にベッドに先に座る。
おいで、と隣のとこをポンポンしたら、素直に隣に座ってきた。
真剣な表情で聞いてくる大我。
ひととおりポイントを説明して、本番。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。