第14話

episode 12:大我とシャワー
2,980
2020/07/19 08:51
あなた
ユニットバスでいいよね?
大我
シャワーですませよ?






初めて入る、シャワールーム。
あなた
いやこれ狭いって…
大我
一緒の個室入ると思った?
あなた
やられた…
大我
襲われ願望とかあんの?
あなた
ゴム、まとめて持ってきちゃったけど、全部は使わなくていいからね
大我
10発とか無理…だけど、あなた次第かもね?
あなた
お手柔らかに…
大我
脱がせていい?
あなた
はい…
大我
いや、前向いたままで…恥ずかしいの?
あなた
恥ずかしいよ…
大我
じゃ、下も。肩に手乗せていいよ
あなた
はいっ…
大我
転ばないようにね
あなた
ん…
大我
身体、隠さないで見せてよ
あなた
ん…
大我
じゃ、さっさと洗って…返事は?
あなた
はいっ…
大我
~~♪
あなた
~~♪
大我
歌えるの?
あなた
私も聞かせてもらった!
大我
喋るのあとにしよ?
あなた
なに?
大我
喋るの、あとに、しよー?
あなた
シャワー止めた
大我
喋るの、あとにしよ?
あなた
はい





揚げ物のにおいの付いた髪の毛を入念に洗う。
でも、待たせちゃ悪いのでてきぱきとシャワーを浴びた。

シャワーを止めると、隣のシャワーの音がしなかった。





大我
終わった?
あなた
はい…
大我
ここでする?
あなた
ベッド行こうよ?
大我
ホントに?
あなた
ホントに?
大我
俺はここで…入っていい?
あなた
カギ締めてないから…
大我
やる気あんじゃん
あなた
あるよ、いちおう
シャワールームのドアを開けた大我は


まっすぐこちらを見つめてくる
大我
今日さ、ヤった?
あなた
それはどういう…
大我
ソコ
あなた
…入れられてはない
大我
指は?
あなた
…指も
大我
じゃ、今日俺が初めて?
あなた
そうなるけど…
大我
フェラするだけで、満足してた?
あなた
なんでそんなこと聞くの?
大我
答えなよ、それともルールで答えられない?
あなた
ルールはないから答える。確かに、2人にはそんなに、触られてない…
大我
触られたかった?
あなた
触られたよ、あとほら、いろいろ見られたじゃん
大我
じゃあ、もっと触られたかった?
あなた
うん…
大我
…わかるでしょ?
あなた
ん…触られたいと思いました。
大我
どこを?
あなた
んーもうぜんぶ…
大我
全部…とは?
あなた
………むね。
大我
どんな風に?
あなた
どんな…さわさわ?
大我
言ってくれたら、その通りにしてあげる…ちゃんと説明して?
あなた
全部言うの…?
大我
言わなきゃわからないから。
あなた
胸をやさしくさわって…その指を…中に入れて…動かしてほしい…
大我
我慢してたんだもんね?
あなた
我慢してた…
大我
もっと、説明してね
あなた
触って…ください…
大我
エッチな顔になってきたね、そんな顔してたんだ



窮屈なシャワールームに大我が入ってくる。







ジリジリこちらにやってくる…
大我
目、閉じて?
素直に目を閉じ、少し顔を上げてキスを待つ…





大我の顔が、肩の上に乗ってきた






そして、こう囁かれた

















大我
キスなんて、まだしないから









次は、下に手をあてがわれた









大我
中に指、入れてほしい?
あなた
…はい
ずっと顔のとなりに大我の顔がある








指が入り、中を確認するように動くと、その後、ぐるぐると動き出した
あなた
んっ…いたいっ…
大我
ねぇ、これが欲しかったの?
あなた
欲しかった…







前戯なしで入れられるのはナンセンスだけど、

続けられるうちにどんどん気持ちが高まってくる。








でも、ほんとうはちょっと乱暴で困った。

直してあげたほうがいいよね…?









大我
気持ちいい?
あなた
すこしずつ…きもちいい…
大我
入れよっか?
あなた
まだ焦らないで…ん、ストップ…ちょっとはなれて…たとえばさ、片足上げたりして…じゃちょっとしゃがんで、片手で持ち上げて?
大我
…はい…
あなた
両足で普通に立ってるままだと、全然気持ちよくなくて…この状態ではじめたほうが…入れやすいし…奥にも届くから……やってみて?あと…相手の表情も見つつ…
大我
…さっきの、痛かった…?
あなた
私は平気だけど…初めての子とか、絶対痛いよ?
大我
みんな痛いって、苦しそうにしてた…じゃ、入れます…
あなた
そっか、かわいそうだったね、そう、そこ、奥まで届くの、、もっとおく、、
大我
こんなに奥まで入るんだ…
あなた
そう、そこ、きもちいいとこ
大我
なんかさっきよりぬるぬる…
あなた
きもちいいと、ぬるぬるになるんだよ
大我
気持ちい?
あなた
ん。ちょっとこの体制は…大我には早いかな?(笑)…だからさ、ベッドいこ?
大我
わかった。ごめんね?
あなた
ひゃっ…ちょっと、抜くときもやさしく、だよ
大我
はい、勉強になります
あなた
はいっ…もう、一緒に気持ちよくなんなきゃ、ね?じゃあわたし、歯磨いてなかったからユニットバスの洗面台いく…一緒にいこ?
大我
わかったよ…中断ね…
あなた
ありがと。






このまま続けていても、大我のためにならないから。ちょっと中断。








洗面台に移動して、歯磨き。


鏡越しに見守って待ってる大我がいるので、

手でも繋ごうか、と提案した。

優しく握ってくれた手からは、不安が伝わってきた。






















あなた
おまたせーじゃ、ベッド行こ?服とか持って。
大我
うん
一度手を離して、服も着ずに、タオルを羽織ったままセックス部屋に移動する。












部屋に入って荷物を置いて、コンドーム片手にベッドに先に座る。

おいで、と隣のとこをポンポンしたら、素直に隣に座ってきた。
あなた
じゃあ、つづきしよ。私はね、痛くても大丈夫だから。で、指を入れる前にキスとか愛撫とかで身体を慣らしていくのが必要で…




真剣な表情で聞いてくる大我。

ひととおりポイントを説明して、本番。







あなた
じゃ、やり直しで。でもあんまり頭で考えないで?
大我
わかんなくなったら、教えてね?

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