第5話

episode 3:私の覚悟
3,545
2023/12/20 13:46
何日もかけてたくさん説明を受けた
今日は最終確認をし、契約書に署名をし、印刷された地図を便りにキャリーをひいていく
地図にはスーパーとか、徒歩圏内の必要な情報は記されている
いろいろ責任が重いけど…頑張ろう










ここかあ



ガチャッ



あれ、もういるのか…さっそく上がろう


?靴箱ないの??土足かな??


でも、土足じゃないのに上がったらまずいし…先客に聞いてみよう


あなた
すみませーん!!!
北斗
ストップ!誰か来た?
あなた
すーみませーーーーん!!!
ジェシー
はーーーーーーい!!!
あなた
靴箱ってないんですかーーー!
大我
土足で大丈夫かと思いますーー!
はじめましてー!!
慎太郎
こんにちはー!
北斗
いま下いきまーす!
あなた
はーーーい!
北斗
みんなちょっと待って、女じゃん
ジェシー
下行こうよ
ちょっと待って、思ってたのと違うんだけど
慎太郎
ひとことめが靴箱って萎えるよな…
大我
確かに
優吾
ほら、待ってるから下いこ、先いくよ
あなた
すみません、私が遅かったですかね…




2人が先に降りてきて、4人はゆっくりこちらに向かってる




優吾
そんなことないですよ、僕たちが早めに来た感じで…ほら、荷物持ったままだし
ジェシー
ちょっとお部屋回ってたとこで。ほら、早く!
慎太郎
スッとしてておキレイですね!
あなた
ありがとうございます、いや、もっと努力してる人がいるから…あなたも背が高いですね!
胸…あんまりないっすね(笑)
あなた
ごめんなさい…豊胸したほうがいいですかね?(笑)
大我
こらっ!すいませんうちの樹が失礼を…
あなた
誰しも大きなおっぱい、好きですもんね。よく言われます。
北斗
とりあえず…座ります?
あなた
あ!ごめんなさい。私が先生なのに…
ジェシー
先生、一緒に座りましょ!
あなた
いや、先生だから私は座っていいのかな…そこは考えてなかったな…
慎太郎
はいっ!先生!
あなた
はい、どうぞ!
慎太郎
先生が、一緒に住む先生ですか?
あなた
そうです…みなさん説明はあんまり受けてないですよね?
優吾
共同生活して、女性を学ぶ、ってことしか…
あなた
あと、これが終わったらデビューが決まるってことですよね。
大我
はいっ!
あなた
…やっぱり説明長くなるから座らせてもらいますね。
ジェシー
長いんかい!
あなた
クスクスっ
笑うと可愛いんすね(笑)
北斗
先生おちょくってんじゃねーよ(笑)
あなた
失礼しまーす
優吾
どーぞー(隣だ…!)
あなた
最年長、よろしくね
優吾
えっ
大我
僕たちのこと知ってるんですか?
あなた
先生になるにあたり、勉強してきました、大我くん
慎太郎
名前知ってるんだ!先生の名前は?
あなた
あなた、と申します
なんかキャバクラっぽい?
あなた
樹くん、察しがいいですね!!これでもキャバ嬢です。
北斗
ホンモノ…
あなた
事務所に禁止されてたようだから、誰も行ったことないんですよね?
ジェシー
一度もnothing!
そこは信じてもらっていいです!じゃないと、一応ファンもそこそこいるので…
あなた
仮にこっそり行ってたとしても、私には咎める権利はないので…って、なんかさっきと見る目変わってません??
慎太郎
キャバ嬢に見えない人がキャバ嬢ってなんか…
優吾
そういうのもあるんだな、僕たちの知らない世界には
大我
なんかもっと、ねぇ…
あなた
素直に言ってもらって大丈夫です、ナンバーワンとかじゃないし…
北斗
でもさ、努力はしてるでしょ、俺たちみたいに
大我
先生と対等に話してていいの?
あなた
あ…先生はいいですけど…
ジェシー
じゃあさ、全員タメ語にしない?先生にも、先生も。あとあなたって源氏名?
あなた
じゃあタメ口にしますね!源氏名って、よくご存じで(笑)…そうだね、源氏名は本名じゃない人もいるよね!!
慎太郎
あなたちゃん、とか呼ばれてお仕事してるんだ…
あなた
なんか話してて楽しくなっちゃったけど、そろそろ先生として説明させてください。



フリートークしに来たんじゃなくて



私は契約してここに来たんだ

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