第24話

episode 22:慎太郎と模範演技
2,330
2020/07/29 09:00
ドアを開けて入ると


慎太郎がたちあがりこちらに近づいてきた


あなた
お待たせしました…
慎太郎
そこ座ってて??
大我
はい、邪魔にならないよう静かに見学します…
慎太郎
あのさぁ…
あなた
はい…
慎太郎
あなたさぁ、急に酒入れちゃってどうしたの?
あなた
ごめん…
慎太郎
ごめんじゃなくて、理由が知りたい
あなた
…んー、意外とこの生活しんどかった…
慎太郎
じゃあセックスは疲れるからやめる?
あなた
疲れるけど、嫌いじゃないよ?
慎太郎
ほんとに平気?無理してない?
あなた
寝てシャワー浴びて復活したから…お気遣いいただき、ありがとうね。
慎太郎
じゃ、始めますか
あなた
よろしくおねがいします…
立ったまましばらく見つめ合う
慎太郎
あなた、俺に身を任せて?
あなた
うん、余計なこと考えないで、慎太郎のことだけ見てる
慎太郎
ありがと



つつみこむように抱き締められた


安心するあったかい胸


しばらくこの時間が続いた


時間はどれくらいかわからないけど


心地よくてまだこのままでもいいなと思った






慎太郎
…ベッド行く?
あなた
うん
慎太郎
じゃあ…俺の上に座って?
ベッドまで手を引かれると

先に慎太郎がベッドに腰かけた

慎太郎
むこう向いて、座って?
あなた
はい…
慎太郎に背を向けて座ると

どうしても大我と目が合ってしまう…
あなた
あのさ、目、閉じてもいい?
慎太郎
なんか見えちゃう…?
あなた
うん…
慎太郎
でも、目を閉じると感じやすくならない?
あなた
なっちゃうけど、そのほうがいい…
慎太郎
いいよ、目閉じても
あなた
ありがと…
慎太郎が抱き締めてくる

その腕を軽く掴む

そして

耳元でささやき始める
慎太郎
あなたって、耳苦手?
あなた
苦手、だね…
慎太郎
嫌ならすぐやめるから言ってね?


肩の上に顎を乗せて


手は服の下に滑り込ませ


あなたのお腹を触り始める


逃げ腰になってしまうが


優しい触りかたで身体が疼く


慎太郎
エッチな呼吸になってきたね?…チュッ


お腹への愛撫を続けながら


耳もとでわざと音を立ててキスをする


その音が脳みそを溶かす


あなた
んっ…ふっ…
慎太郎
声我慢しないで…?
まだお腹と耳だけなのに


じわじわと身体が熱くなる


慎太郎
昨日俺にめっちゃSだったのにね…暴れないで?


慎太郎の腕を掴むけど


制止できるわけもなく


ずっと優しく腰を撫で続ける


慎太郎
俺、めっちゃ焦らすから、覚悟しなよ?昨日好き放題させて、飲ませてあげたんだから?
慎太郎が私を抱えたまま、ベッドに倒れこむ


私も一瞬仰向けになった


そのまま転がされ


いつのまにか普通の体勢になって


目を開けると慎太郎が上にいる



慎太郎
服脱がせるよ?


手際よく、タイミングを合わせて


Tシャツとキャミソール


そしてハーフパンツを脱がされる
慎太郎
ここはもう濡れてる?
慎太郎が鋭い目で私を見下しながら



パンツ越しに確認を始める




慎太郎
ここ、どうなってる?
あなた
ん…
慎太郎
言わないなら、説明してあげようか?昨日みたいに
あなた
くっ…
慎太郎
あなたってー、いま服脱いだばっかりでー、まだー、お腹しか触ってないのにー

パンツのなかビチョビチョにするドMなんだねー?
あなた
ちがっ…
慎太郎
違うの?見学者に確認してもらう?
あなた
やだ…1対1にして…
慎太郎
わかった、じゃあきょもに確認してもらうのはやめて…まあ万が一、あなたの言うとおり濡れてなかったらー、痛くなっちゃうから…痛いの嫌だよね?濡れるまで遊ぼうね?
この子は最年少だったはず…


めちゃくちゃ翻弄されている


どこでこんなこと覚えたんだろうか


慎太郎の顔を見ながら考えたのは一瞬だけで


指先で身体のラインをなぞられて


気持ちいい感覚で頭が充ちていく
慎太郎
目ぇ開いててもいいけど、そんなに睨まないで?
睨んでるんじゃなくて


ただ


もっと触ってほしいだけ
慎太郎
さ、じゃあブラ外そうかな、横向いて?
身体をひねって背中を浮かせると


素早くホックを外して


ブラを投げ捨てた


手のひらで乳首をこねまわす



あなた
はぁ…あん…あ…はっ…ん…
慎太郎
イけそうならイっていいよ?あなたってー、乳首触ってるだけでイきそうな、エッチな身体をなんだねー?
言葉で虐げられるだけで


身体が熱くなって


軽くイって脱力した


慎太郎
あれ?イっちゃった?


乳首を強く摘ままれた


はずなのにあまり感覚が来ない


慎太郎
わー、感度リセットされたってことはイっちゃったんだ、さっきので。じゃあ下触っちゃおうかな?触ってほしい?
あなた
触って…ほしいです…
慎太郎
どんな風に?
あなた
どんな…
慎太郎
激しく?優しく?
あなた
どっちでもいいけど…ちゃんと…してほしい
慎太郎
ちゃんと?
あなた
ちゃんと…いいとこを責めてほしい…
慎太郎
いいとこ、みつかるかな…
スルッとパンツを脱がされ


自分で足を広げて待つ


慎太郎
指、入れるよ?…うわ、ぐっちょぐちょじゃん…
中の壁を指でなぞったり


指を出し入れする度に


恥ずかしい音が聞こえて


余計に自分も声がこぼれる
あなた
はぁん…あっ、
慎太郎
エッチな音、エッチな声、エッチな顔


あなたのエッチなとこ全部知りたいな…
一番気持ちいいところに


慎太郎の指が当たり


身体がビクビクする
慎太郎
あれ?ここなの?
あなた
やば…
慎太郎
なにが?
あなた
まだだけど…いきそう…
慎太郎
正直に言ってくれたからちゃんと責めるよ?
ピンポイントにしつこく責められる



ピチャピチャという音がよく聞こえる



優しくてめちゃくちゃ上手い…



慎太郎
やべ…手ぇつりそう…


だんだん力が抜けてくる


おへその下を少し押さえつけられて


気持ち良くなりすぎて


頭が真っ白になる…












しばらく押さえつけられていたが


その手が離れ


指も引き抜かれた


上体だけねじって


乱れた呼吸を整えるように


少し背を丸めた


慎太郎
すげー潮吹いたよ…服濡れた…
あなた
はぁ……はぁ……
慎太郎
休んでる場合じゃねーよ


慎太郎が服を全て脱ぎ捨てて


全裸でまたそこに手を添える



慎太郎
まだイけるでしょ?



また指が入れられ


いいとこだけを責め続ける


声にならない声が出てしまい


止めることができない


慎太郎
まだ全然出るじゃん、もう一回くらいいっちゃお?

喉が痛くて


苦しくても


気持ちよくて声が止められない


さすがにベッドが濡れていることは


わかるようになったが


潮を吹く感覚は全くない








慎太郎
ほらほら、いまずっと出てるよ?
大我
あなた、過呼吸じゃない…?

指を抜いた慎太郎は


バスタオルを身体にかけて


背中を撫でてくれた


慎太郎
焦らないで、ゆっくり…大丈夫…


涙が自然に出てきて止まらない



目の前にティッシュを数枚置いて



慎太郎が添い寝してくれる



となりの温かさが心地よくて



安心して



苦しいのが収まってきた…







あなた
ごめ…
慎太郎
ごめんね、あなたは謝らなくていいから…もっと気持ちよくしてあげたくて…やりすぎちゃった…まだ喋んなくていいし、寝ちゃってもいいから…
大我
お水取ってきて、お部屋戻るね…
慎太郎
ありがと…
呼吸が乱れたまま


ティッシュで涙を拭く


寝返りを打って


慎太郎のほうを向いた
慎太郎
どした?
慎太郎の大きな手が


ボサボサになった髪を整えて


頭を撫でてくれる







大我
お水持ってきた…じゃ、俺はここで…
慎太郎
ありがとー、おやすみ
大我
おやすみー
慎太郎
…少しは落ち着いた?水飲んだら?
あなた
…ん、そうする…
ゆっくりと体を起こすと


すっ、と起きた慎太郎が私を支えてくれた


ペットボトルを開けて渡してくれる
あなた
ありがと
慎太郎
…少しは落ち着いた?
コクンと頷いて返事をする
慎太郎
激しくしちゃってごめんね…痛くなかった?
あなた
痛くない…というかめちゃくちゃ気持ち良かった…
慎太郎
なにそれ…嫌だったのかと思った…
あなた
気持ちよすぎて…こんなんなったの初めてだよ…
慎太郎
そうなの…?
あなた
…続き、しよっか?
慎太郎
今日はやめよ、心配だし。
あなた
私は大丈夫だから…
慎太郎
だーめ。じゃ、一緒にお風呂入ろ?
あなた
ん、じゃあそうするね…
慎太郎
俺、服濡れちゃったから服取ってくるわ
あなた
うん、ここで待ってる





















部屋に残されて


戻ってくるとは聞いていたけど


突然寂しさを感じた


慎太郎
…お風呂いこっか?どした?
あなた
いく。
慎太郎
服着ていきなよ?北斗いるし
あなた
はい…





服を着て、お風呂に向かった

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