仰向けになっていると
優吾が無言で股を割って割り込んでくる
秘部の突起を口にふくんだと思ったら
冷たさの残る水が触れて
身体が反射的に跳ねる
陰核をしつこく舐められ
気が狂いそうになる
いきそうになるところで止めたかと思うと
身体を起こしてこっちに近づいてくる
まだ冷たいペットボトルで
首や胸をなぞりはじめた
もうとっくに理性なんか失くしていて
この人とは身体の相性が合うんだな
などと思いながら
感じるままに
声が漏れて
腰が動いた
樹が近寄ってくるのがわかる
乳首に冷たいペットボトルが触れると
身体がガクガクしてしまう
そこだけ違う反応をすることを知った優吾は
重点的にそこを責めてくる
もう無理すぎて
腕で顔を隠した
怖くて直視はできないが
自力で顔を隠すのをやめて
焦点を合わさないよう
ぼんやりと優吾を見つめるようにした
最後の抵抗も虚しく
なにもかもがバレていて
もがけばもがくほど
裏目に出る
身体から力が抜けて
天井より先をみつめていた
呼吸が少し落ち着いて樹に目線だけを動かす
ずっとこちらを捕らえるように見ていた
優吾にまた足を開かされ
入口にソレをあてがわれる
ズッ、と中に入り込んでくる
摩擦がすごい
熱さや痛みもしばらくすると
快感に変わっていく
喘ぐなかで答える余裕はなく
横に首を振る
的確に強く奥を突かれる
上下に揺れる景色をぼんやり見つめて
終わるのを待った
下から抜き取られたソレは
しばらくして口元に添えられた
上顎に向けて熱くて苦いものが放たれた
すぐに飲み込むと
喉を違和感が支配した
優吾の顔がおへそに近付き
その横に
噛みつくような強いキスをした
脇腹あたりにキスマークを付けられた
初日からハード過ぎる
もうしんどくて
泣きそうになる
樹に支えてもらいながら起こしてもらう
背中がバキバキ痛い
首筋に樹が吸いついてきた
疲れたというのが一番だったけど
樹と一緒に
静かにお風呂に入った
湯船に浸かることはもちろんなかったが
洗ってくれたり支えてくれたり
優しく接してくれた
シャワーを済ますと優吾が片付けをし始めていて
樹と3人で
指示出し以外は特に話すこともなく
レジャーシートを畳んだ
2人と別れて自室に戻る
ささっとスキンケアを済ませて
ベッドに横たわると
気付いたときにはアラームの音が鳴っていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。