第2話

バイトの先輩/ Rw
405
2025/11/21 16:58 更新












土曜日のお昼時。


お客さんで溢れかえる店内。
気温がグッと下がって、私なら外に絶対出たくないなあなんて思う気温でも
人はうじゃうじゃといる。












me
いらっしゃいませ




おそろいのマフラーを巻いたカップルが
仲良さそうに店内に入ってくる。


いいなぁ….。
このカップルはきっとクリスマスも一緒に過ごして
一緒に年を越して幸せに過ごすんだろう。







残念ながら、私にはそんな相手などいない。


去年も一昨年も家族と過ごしている。
それでも十分幸せだけど
でもやっぱり、彼氏という特別な人と過ごすクリスマスも一度くらい経験してみたいものだ。















staff
あなた〜、あがっていいぞ〜
me
わかりました
me
お疲れ様です〜



鉛のように重くなった足は
帰宅を言い渡されると案外軽くなる。


休憩室に荷物を取りに向かうと
そこには先輩であるリウさんがいた。







리우
리우
あ、あなたちゃん
리우
리우
お疲れ様ㅎ



さわやかな雰囲気で私に挨拶をしてくる。




me
お疲れ様です



ぺこっと頭を下げて自分の荷物の支度を始める。



リウさんは、お客さんからの人気もかなり高いぐらい
本当にかっこいい人だ。


バイトだからという理由でダル着を着てくる私とは違って
毎日コーディネートをしっかり組んでいるし
毎月新しいネイルに変わるし髪色もコロコロ変わっている。




リウさん目当てでやってくる女性がいるほど
かなり人気が高いのだ。








리우
리우
今日めっちゃ混んだね〜ㅎ
me
そうですね、正直へとへとです
리우
리우
そうだよねㅎ
리우
리우
あなたちゃん仕事できるから
逆にいつも頼られちゃうもんね
me
いやいや、リウさんに比べたらそんな…
리우
리우
僕は歴が長いからㅎ



荷物はまとめ終わっているのに
ベンチから立ち上がろうとしないリウさん。


誰かを待ってるのだろうか?



マフラーを巻き終えて荷物を肩にかける。





me
リウさん、じゃあおつ…..
리우
리우
駅まで一緒に行ってもいい?
me
え、?
리우
리우
一緒に帰りたいなと思って
me
あ、はい、









駅までの道。

私の隣にはリウさんが並んでる。





리우
리우
あなたちゃんもうすぐ1年経つ?
me
そうですね〜、
来年の2月で1年になります
리우
리우
わあ〜、あっという間だ
me
リウさんと私って
意外にシフト被ってましたよね
리우
리우
たしかに〜
리우
리우
でも忙しい日が多かったねㅎ



他愛もない会話。
リウさんって思っていたよりも柔らかい人なのかもしれないと思う。


いつもは仕事ができすぎて
すごい人みたいに感じていたから、
そんなギャップに少し驚いたりもする。










리우
리우
あなたちゃんとずっと
おしゃべりしたかったんだよね
me
え?私ですか?
리우
리우
うんうん、
리우
리우
いつも頑張ってるし
たまにおっちょこちょいだしㅎ
me
そ、そうですかね?
리우
리우
結構人やめてくけど
리우
리우
あなたちゃんは続けてくれたし
리우
리우
うれしくて
me
忙しいけどいいお店ですからね
리우
리우
うん、わかるㅎ




駅が目の前になる。

なんだかリウさんとの話のペースに
心地良さを感じている自分がいる。


帰りたくない。


どうしてかそんな気持ちが芽生えてしまっている。











리우
리우
あなたちゃん、反対方向だよね?
me
あ、はい
리우
리우
気をつけ…..
me
リウさん、時間あります?この後
리우
리우
う、うん、あるよ?
me
ドーナツ食べ行きませんか?
me
好きですよね?
리우
리우
え、なんで知ってるの?
me
LINEのアイコンドーナツだし
me
たまに廃棄になったの
こっそり食べてるから….
리우
리우
え、バレてたの?
me
はい、私廃棄管理なので
리우
리우
店長に秘密にしてくれる?ㅎ
me
ドーナツ付き合ってくれたらㅎ





そこから私とリウさんはバイト終わりによく
甘いものを食べに行く関係になった。











리우
리우
あなた、今日はこのドーナツ!



私の前のリウさんは
あの頃のリウさんより明るくなって





me
リウくん、これ!食べたい!




リウさんの前の私も
あの頃より明るくなった。












end



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