第3話

3、サボり決定
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2021/12/08 08:00
あなたsaid
バンッと音がなって屋上のドアが開く。本当に強制連行してきたよこの人…
ちなみに目の前には他4人の生徒会の方々。
1人は貼り付けたような笑顔、2人は嫌悪の顔、また1人は少し警戒したような顔。1人目の、そう、きんとき様の笑顔にとてつもなく引いてしまう。ああいう笑顔は嫌いだ。
Nakamu
ごめん遅れたっ!
Brooock
なかむ早くあなたちゃん降ろして!
Nakamu
あー、はいはい。
なかむ様がやっとの事で降ろしてくれた。そして生徒会の方々の顔を見て1歩後ずさる。
あなた
…帰っても、いい…ですか。
恐る恐る口を開く、いや、とっさにこの言葉がでた。この人達が怖い。なかむ様やぶるーく様はまだマシ、だけど他の人達はまだ少し怖い。
きりやん
え……めずらし。
きりやん様が私の方を向いてそう言う。他の方々も少し驚いたような顔だ。
あなた
…何が、です…か。私はだだの、一般生徒なの…ですが。
恐怖からか途切れ途切れで声がでる。こちらを見る視線、特にシャークん様とスマイル様の視線が怖くて仕方ないのだ。
きんとき
…なかむこんな子どこから拾ってきたの?
…ちょっと待って今きんとき様なんと?私はペットじゃないぞ←
Nakamu
え?あー違うよ。見つけたのはぶるーく。
Brooock
そうだよ!なかむが勝手にここまで連れてきただけ!
……そろそろ帰らせてくんないのかなこの人達。
ー数分後ー
あなた
????
脳死した状態でいるとぶるーく様に手を引かれなかむ様とぶるーく様の間に座らされた。
あなた
え…なんですか…
Brooock
え?話聞いてなかった?
あなた
……ごめんなさい。あと私は帰りますので。
Nakamu
え、なんで?帰っちゃうの?
あなた
…はい。
きんとき
…別に俺らのこと気にしなくてもいいよ?
あなた
気にしてないです。せめてでも気にしてるのは自分の命ですね。
…待ってやらかした、本音でた。しかも生徒会様全員の前で。
きんとき
ッ…w
きりやん
あっははwおもしろwぶるーくよく見つけたなw
シャークん
…w
…あれなんか爆笑とった。さっきまでしゃべらなかったシャークん様にでさえ笑われた。
スマイル
……なんやってんだお前ら、帰らせてやれよ、てかお前も早く帰ればいいだろ。
えっスマイル様いい人だわ。これは確かにモテるね。←
あなた
あっはーい帰らせて頂きます。…なのでこの人達退けてください。
うん…帰りたいけどなかむ様とぶるーく様がすごい邪魔。なかむ様は帰さないと言わんばかりに引っ付いてくるし、ぶるーく様に関しては私の肩にお弁当も食べず頭を乗せている。というかなんならめっちゃ眠そうだし。
スマイル
…それは無理。
あなた
なんで見捨てるんですか。
前言撤回。スマイル様やっぱ酷い。
きんとき
おいなかむ?
Nakamu
ん?
きんとき
いや「ん?」じゃなくて、もうちょっと離れようね。
Nakamu
ちょっ…
あぁ、きんとき様神。ありがとう。てかなかむ様めっちゃ首根っこ掴まれてる。こわ。
シャークん
…おいぶるーく。
Brooock
んん…
シャークん
眠そうにしてんな、迷惑かけてるからどけ。
え、なに?シャークん様急にいい人じゃん。
Brooock
やだぁ…今日5限目サボる……
シャークん
それはいいからそこをどけ。
Brooock
あなたちゃんも一緒にサボりやるの…
あなた
え?待ってくださいいやです。
きりやん
ほらぶるーく?普通にあなたちゃん困ってるぞ。
Brooock
……はぁ〜い。
やっと帰れる……てあれ?待って、私お弁当食べれてな(
キーンコーンカーンコーン
あなた
あ…
……やっぱりサボるしかないや。
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