第93話

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2023/01/12 13:17





  最近よく、夢か何か分からない世界…

  世界なのか、空間なのか…、

  自分でもよく分からない場所に

  気付いたら立っている。



  そこは、白くて、温かくて、眩しくて

  安らぎ達が行き交う場所。



  僕が無意識下で作り出していた

  存在しない空間なのかと思っていた。






辻井 あなた
 貴方なら大丈夫 



  だとしたら、あの子は誰だ?






  辻井 あなた

  、名前を聞いたわけじゃない。

  何故か知っている。懐かしい匂いがする。


  ということは僕が創り出した子なのか?








辻井 あなた
 そんな訳無いでしょ、笑 




大森 元貴
 、! 


  …あの子の声がする。
大森 元貴
 君は一体、何処、に居るの、? 
大森 元貴
 あの場所はなんなの…? 
  僕に光を浴びさせてくれる

  唯一の場所。





辻井 あなた
 教えて欲しい?? 
大森 元貴
 うん 
辻井 あなた
 じゃあ深呼吸してから、




  僕は息を大きく吸って、

  ゆっくりと吐いていく。
辻井 あなた
 …、もういいよ、こっち向いて、元貴君。 
大森 元貴
 …、、 
大森 元貴
 …此処 

  気付くと、またこの場所にいた。
辻井 あなた
 私のこと、思い出せないでしょ?笑 
大森 元貴
 、ごめんなさい… 
辻井 あなた
 あ!全然!! 
辻井 あなた
 んーで、元貴くん、 
辻井 あなた
 君は今、現実世界で
とある理由があって、総合失調症を
患ってるんだよね、
辻井 あなた
 んで、!私の所に来たってわけ! 
大森 元貴
 どーゆーこと?笑 
辻井 あなた
 もう、相変わらず
ほんとに理解力が無いなー、元貴は、笑


辻井 あなた
あっ、
大森 元貴
 相変わらず、? 
辻井 あなた
辻井 あなた
 ま!気にしないでよ、! 
大森 元貴
 …僕達会ったことあります、? 
辻井 あなた
 さあ? 













大森 元貴
 はぁ、っ、…… 

  …あれ、僕の部屋?

  覚めちゃったのか、やっぱりあれは夢?

  、ずっとあそこにいたいのに

  僕の心を癒してくれるあそこに、





  そんな期待も届かず

  静寂が僕を包む




  光がないこの世界






  そうだ、若井に…



  あれ、若井って、誰だっけ……笑







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