第5話

第5話
35
2021/08/04 10:21
絵里香
絵里香
美鈴!お待たせ👋
美鈴
美鈴
恵里香、おかえり
ふたりは、笑い合っている。本当に仲が良いんだな
徹矢
徹矢
・・・・・・
悟
😁なに?その顔
徹矢
徹矢
!Σ( ̄□ ̄;)な、なんだよ
悟
・・・良かったよ。お前のその顔がまた、見れるなんてさ
徹矢
徹矢
・・・・・
そして・・・
美鈴
美鈴
ねぇ、美咲ちゃん・・・聞いてくれる?
美咲
美咲
どうしたの?
美鈴
美鈴
あいつったらね
美咲
美咲
えっ?あいつ・・・って?
美鈴
美鈴
て、徹矢さんよ!徹矢さん・・・
美咲
美咲
くすっ
美鈴
美鈴
わたしね、あいつと一緒にいたら、いじめられるの。
美咲
美咲
えっ?大丈夫なの?
美鈴
美鈴
そこは、大丈夫。
この前なんかね・・・
(数日前)
美鈴
美鈴
あれー?おかしいな
徹矢
徹矢
お前、なにやってんの?
美鈴
美鈴
な、何って・・・写真のネタ探しよ・・・
徹矢
徹矢
ふ~ん
美鈴
美鈴
って言うのは、嘘・・・・
いまは、違う
徹矢
徹矢
えっ?
美鈴
美鈴
生徒手帳投げ飛ばされて・・・
ひどいことするよね
徹矢
徹矢
えっ?マジで?
美鈴
美鈴
わたし、女の先輩にいじめられてるの
あなたのせいで!
徹矢
徹矢
なんで俺のせいなんだよ
美鈴
美鈴
あなたと一緒にいると誤解されるのよ・・・なにかと
徹矢
徹矢
へぇ・・・・
いま一緒にいるけど?
美鈴
美鈴
もう!行きなさいよ!また、落とされちゃう・・・
徹矢
徹矢
・・・・・・
美鈴
美鈴
おかしいな・・・この辺なんだけど・・・・
徹矢先輩は、いつのまにかいなくなっていた、
美鈴
美鈴
あった!
良かった・・・・
徹矢のファン
良い君よね~
年下の癖に
美鈴
美鈴
落としといてなにがいい君なんですか。こっちが、迷惑です
徹矢のファン
な、なによ!ほんとに生意気な子ね
美鈴
美鈴
私とあの人は、何の関係もありませんから。
徹矢のファン
いま、一緒にいたじゃない
美鈴
美鈴
言っときますけど、付き合っていたのは、わたしの姉の方です。美人で、優しいから、お似合いだし
徹矢のファン
なによ!別れたんでしょ?なのに、ノコノコとあなたまで
美鈴
美鈴
そんなに好きなら、態度で示すとか、気持ちをぶつけるとかしたらどうですか?
徹矢のファン
なっ💢
美鈴
美鈴
こんなことを、繰り返していたら逆に嫌われますよ?
というか、嫌われてるんじゃないですか
徹矢のファン
な、生意気なことばかり
美鈴
美鈴
ついでに、わたしは、あの人のこと、なんとも思ってませんから。安心してください。
そう・・・・なんとも思っていなかった・・・・

このときまでは・・・・
徹矢
徹矢
すっげぇ、強い女・・・・
影から、彼に見られているとは思わずに・・・
絵里香
絵里香
美鈴~😭
さくら
美鈴ー、大丈夫だった?
美鈴
美鈴
さくら・・・恵里香・・・
無事に見つかったよ
絵里香
絵里香
良かった~あの女の先輩になにかひどいことをされたかと思った
美鈴
美鈴
あはは。なんで?たしかに意地悪な言葉とか言われたけど・・・・・
さくら
美鈴ー、なんで笑ってるの?怖くなかったの?
美鈴
美鈴
・・・・怖かったよ・・・わたし、女の子だし
でも、言わないよりはましでしょ?同じことされる子を作りたくないし
さくら
さすが美鈴!
絵里香
絵里香
だから、好き~
美鈴
美鈴
あはは~
わたしも二人のこと、好きだよ
三人は、笑い合っている。
美咲は、こんなこと言ってたっけ・・・
美咲
美咲
わたしね、うらやましいんだ。美鈴のこと。
徹矢
徹矢
・・・・・
美咲
美咲
いい友達がたくさんいて、いつも明るくて・・・
彼女を、嫌いになるこはいなかったから・・・・
そういう強さ・・・・
わたしにもほしかった・・・・
徹矢
徹矢
・・・・・たしかに、美咲とは正反対だ。
そしてわたしは・・・
美鈴
美鈴
ファイト!!
バスケ部の写真を、撮るのを、許可されるようにまでなっていた。
悟
美鈴ちゃん
美鈴
美鈴
悟先輩・・・
香里
香里
・・・・・・
徹矢
徹矢
香里・・・
香里
香里
あっ、ごめん・・・・
徹矢
徹矢
なんだよ・・・元気ないじゃん・・・
香里
香里
悟って、あぁ言う子がタイプなのかなって・・・・
徹矢
徹矢
へぇ・・・・なんでそう思う?
香里
香里
べ、べつに、あいつが誰を好きだろうとわたしには・・・
徹矢
徹矢
好きなんだ・・・
悟のこと・・・
香里
香里
えっ?(/≧◇≦\)
真っ赤になる香里先輩。
美鈴
美鈴
・・・・・
悟
・・・・・ふ~ん。
心なしか、怒っているように見える悟先輩・・・
美鈴
美鈴
あ、あの・・・先輩・・・・
思いきって聞いてみることにした。
一か八かだ。
美鈴
美鈴
悟先輩は、好きな人いますか?
悟
・・・・いるよ・・・・
即答だった。
美鈴
美鈴
えっ?
悟
俺は、ずっと好きなんだけどね
切なそ顔になる
悟
でも、彼女はどうかな・・・・
美鈴
美鈴
・・・・
悟
素直に言葉にできたらどんなにいいだろう・・
そう思うときがある
そして、彼の視線は・・・・あの人に向いている。
美鈴
美鈴
悟先輩の好きな人って・・・
悟
あはは!俺のことはいいじゃん。それよりさ今度、徹矢の復帰試合があるんだ。練習試合だけど。
美鈴
美鈴
そうなんですね
悟
そのカメラで、あいつの写真を・・・徹矢の写真、また撮ってやってくれないか?
美鈴
美鈴
えっ?わたしが?
悟
あいつさ、高校の時に美鈴ちゃんが撮ってくれた写真を、すごく気に入っていたから・・・
美鈴
美鈴
徹矢先輩が?
本当に?信じられない・・・
聞いたことなかったな。
美鈴
美鈴
わ、わたしで、良ければ
悟
本当に?じゃあ、頼んだよ?
美鈴
美鈴
はい、よろしくお願いします
悟
こちらこそよろしくね
わたしは、悟先輩の頼みを快く受け入れた。

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