そして、わたしは、盲目で、入院しているときに・・・・
どうしても、コスモス畑が、みたくなり、ひとりで病室から飛び出してしまった私・・・
その人は、私の手を引き・・・コスモス畑のところへと連れていってくれたけど・・・
顔の見えない優しいお兄ちゃん。
そのときは、そう思っていたかもしれない。
そして・・・実は、初恋だったのかもしれない。
だから、いまでもその初恋の人を探し続けている。
覚えているのは、背のたかさと・・・当たり前だけど、声だけ・・・・
両親の仏壇に参り、今日は、大学の受験日だ。
でも、まさかあの人がその彼だったなんて・・・。
それに気づくのは、大分先になってからだった。
そして、合格発表の日・・・
私たちは、二人揃って合格した。
そして入学式から、数日たったある日・・・
カメラを向けた瞬間、見覚えのある顔が入ってきた。
聞いてないし・・・
その頃、先輩も・・・
知らせてないのに・・・
そして、私と恵里香は、あるサークルに来ていた。
この大学に入ったら絶対はいると決めていたのだ。
これから、わたしたちの大学生活が始まったのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。