〈読む前に〉
1年繰り下げから始まります!
宮ツインズだったら1年生
北さんだったら2年生
理解した上で読んでください(*`・ω・´)
✎︎______START______
下からお父ちゃんの大きい声が響く
私は階段をトコトコおりて、父のお店である
【夢月亭】のキッチンへ向かう
体育館で打ち上げて……
私は笑いながらお父ちゃんと話す。
父から頼まれた品を受け取り、バイクの後ろに入れた
大丈夫やのにな〜
まぁ、でも、一人娘やし。
バイクを走らせること15分
久々やな〜、信ちゃんとは近所さんやしよう会うけど
他のみんなは元気なんやろか?
注文された物を持ち体育館へ向かう。
そして何やら体育館が騒がしい。
体育館の前へ着き閉じている体育館の扉を開けようと
ワーワーギャーギャー
『良いぞー!やったれー!』
『これぞ稲荷崎の名物やー!』
入りにくっ
_______ガラガラ
「お届けに参りました〜」と言うはずが…
どデカい男2人組が殴り合いしとるっ!
大声で私が止めると
一斉に向くバレー部の目線
アランくんが私に気付く
オコオコって……
え、え?
サッと現れる信ちゃんに驚く
あかん、男子高校生こっっわっ
『『北さん!しょーもなくないです!』』
そう言っている、ふ、双子かな?
『北さん、その可愛いお姉さん誰ですか?』
『お、俺も気になっとりました!』
『『俺もやー!!』』
『北さんに馴れ馴れしい女ッ』
金髪ヤンキーがガンを飛ばしてくる
『『おっ、幼馴染やとおおお!!!?』』
この双子どんだけ息ぴったしなん?
新規のお客様に言う様に、両手をお腹ら辺に添えて、お淑やかに頭を下げ自己紹介をする。
信ちゃんは1年に向けて指示する
『『んじゃ、俺からや!……は?!』』
『『笑うなや!』』
なんで怒られなあかんの?
信ちゃんちょっと、怒っとるなぁ
年下可愛ええ……。
『『角名!口説いてんとちゃうぞ!』』
あっ、信ちゃんの顔がっ
『『ビクッ』』
とりあえず信ちゃんには身長の事を言わないでと
あーだこーだ言い合って
最終的に「堪忍なぁ」と渋々謝ってきた。
手に持っていた品物を渡して
と言ってバイバイしようもしたら
後ろを振り向くとサムくん
お、お米?
______________________________治side
あかん……。
なんや、あの笑顔……
『おおきにっ!』
思い出しただけで
此奴のせいで余韻ぶち壊されたわ
ゲシッ
一目惚れってほんまに……あるや……
自分でびっくりしてもうた。
▷▶︎▷▶︎NEXT
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!