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第18話

18話 彼女を励ましたくて(来希編)
あなた

ふたりのおかげだね。
ありがとう、本当に

満面の笑みを浮かべると、
ふたりが胸を押さえて赤面する。
あなた

(え、なんなの?)

笹葉 拓
笹葉 拓
……お、俺はなにも……。
ただ、その顔が見られただけで……
篠宮 来希
篠宮 来希
あなたの笑顔が見られただけで、
十分だよ
来希が挑発するように、
拓先輩に向かって薄っすら笑みを向けた。
笹葉 拓
笹葉 拓
お前な……俺が言いたかったことを、
先に言うな
篠宮 来希
篠宮 来希
もたもたしてると、
先を越されますよー。
先輩のペースに合わせてあげるほど、
俺、お人好しじゃないんで
あなた

ふたりとも、言い合いするなら
音楽室から追い出すから

そう言えば、ぴたりと喧嘩をやめて、
ふたりは「はーい」と返事をした。

***

【来希side】
篠宮 来希
篠宮 来希
(女の子が喜ぶものって言ったら、
贈り物だよね)
休日、コンクールに向けて
練習しているあなたを
励ますことを思いついた俺は……。

駅前のショッピングモールへ来ていた。
篠宮 来希
篠宮 来希
(アクセサリーだと、
『こういう彼女への贈り物、
みたいなのは受け取れないから』って
言いそうだし……)
頭を悩ませていたとき、
下着屋の前を通る。
篠宮 来希
篠宮 来希
(あ、コンクールのときに穿く
勝負下着とかよくね?)
篠宮 来希
篠宮 来希
(アクセサリーは
あからさますぎるけど、
これなら見えないし)
我ながら名案!と、迷わず店に入った。

あなたに似合いそうな下着を探していると、
店員の声がひそひそ聞こえてくる。
店員1
店員1
あの人、かっこよくない?
私、声かけてきちゃお
店員2
店員2
バカ! 下着屋に入った時点で、
彼女にあげるの確実でしょ
店員1
店員1
ほしいものは手に入れる。
私、肉食女子なの
有言実行とばかりに、
店員が近づいてきた。
店員1
店員1
ねえねえ、お兄さん。
下着ならこちらはどうですか?
篠宮 来希
篠宮 来希
(面倒だなー、
適当に相槌打っとくか)
篠宮 来希
篠宮 来希
黒かー、ちょっと大人すぎるなー
店員1
店員1
それがいいんじゃない。
これ、私もつけてるの
篠宮 来希
篠宮 来希
(ガツガツしてんなー)
篠宮 来希
篠宮 来希
お姉さんがつけてるのかー、
じゃあやめる
店員1
店員1
えっ
篠宮 来希
篠宮 来希
俺、好きな子を他の女の子と
同列には扱わないから
そう言って、赤い下着を買い、
店を出る。
篠宮 来希
篠宮 来希
(これあげたら、あなたが
『バカなの?』って呆れる姿が
思い浮かぶよ)
篠宮 来希
篠宮 来希
(これじゃあ、あなたを励ますって
いうより、俺があなたの反応見て、
楽しみたいだけじゃね?)
篠宮 来希
篠宮 来希
(あーあ、目的変わってきてるかも)
【あなたside】


放課後、音楽室で拓先輩と話していると……。
篠宮 来希
篠宮 来希
あなたー、はいこれ
ご機嫌に音楽室にやってきた来希から、
有名なランジェリーショップの
可愛い紙袋を渡される。
あなた

え? 私、誕生日でも
なんでもないけど

篠宮 来希
篠宮 来希
バイト代入ったから、
それはコンクールのときの
お守りってことで
あなた

お守り?

あなた

(ランジェリーショップの
紙袋の中身が?)

疑問に思いながら、
中身を取り出すと……。

出てきたのは真っ赤なパンツとブラジャー。

拓先輩は「なっ、なな……!」と赤面している。
篠宮 来希
篠宮 来希
勝負下着
あなた

……バカなの?