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第2話

Forehead ( 💙
354
2018/03/07 11:54
あなた side

あなた「クソ松 ー 、 熱大丈夫 ?」
部屋のドアをばん っと勢いよく開けると 、
昨日から熱で寝込んでいるクソ松こと 、 カラ松兄さんに 声をかける。
ニートは風邪ひかないって言うけどなあれ嘘だったのかよ( おい
カラ松「あぁ 、もう少し寝てれば大丈夫 。」
なんて思ってると返答がきた、
そう言えば、 なんか今日無駄に妖しい雰囲気がある 。
熱で頬が赤みを帯びてるからなのか 暑い
と少し乱れているパジャマのせいなのか私には分からなかった。
けれど、そのせいで顔に熱が集まるのが分かる。
あなた 「んと 、 一応額のやつ変えるね !! 」
変な事を考えまいとため息をつき額に乗っている熱で少しぬるびたタオルを手に取とり冷水に付け絞る 。
カラ松 「…あなた 。 なんか悩みでもあるなら俺に相談しろよ ?」
ため息を聞かれたのか こちら側に顔を傾けると深く瞑っていたはずの目を薄く開け 、 カラコンのしていない黒い瞳に私が映った 。
あなた「な ッ 、 何でもないから 。 早く寝て治せよ !!」
タオルを額に乗せると赤く染まっている顔をふい っと顔を背けて言葉を放つ。
今は何故かカラ松の妖しい雰囲気のせいか少しの行動が鼓動の高なりに繋がってしまう 。
カラ松 「そう 、 か ? なんかあるように見えたんだが 」
寝て治せの部分はスルーかよ !!いい度胸してんなクソ松め 、
こうなった以上しつこく聞かれることが目に見えていたので
あなた「なんか 、 食えるもの作ってくるからしっかりと寝とけよ !!」
と一声かけ立ち上がろうとすると
下の方から腕を引かれると体勢を一気に崩してしまい
カラ松の上に覆いかぶさり今から襲いますよ
!!という 体勢になってしまった
カラ松「ねぇ 、 俺は頼りにならないお兄ちゃんなわけ ?」
何かあると思い込んでいるのか、まだそんなことを聞いてくる 。
あなた「なんも、何も無いから !! 私なら大丈夫だから気にするなって 」
この体勢が凄く気になってしまい 、 少し顔に先程よりも多めに熱を帯びるのが自分でもわかった
カラ松「そっか 、 なら良かった…」
安心しきったのか其の儘寝てしまったようだ
すや と 寝心地の良さそうな寝息も聞こえると
寝たことを確信してカラ松の上から離れる
あなた「ほんと 、 なんで気づくんだよ 。 クソ松」
クソ松の額にのっているタオルを前と同様の動作をして額にのせようとするが
この前雑誌で見た内容を思い出し
自己満だがと 、
気持ちよさそうな寝息を立てるカラ松の額に軽く触れるだけのキス をする。
あなた「私が悩んでるのがクソ松の事なんだから 、 相談出来るわけないじゃん」
語りかけるように話すも相手に聞こえるはずもないので、馬鹿馬鹿しいと思い 相手の額にタオルを乗せると
食えるものを作ってやるかと立ち部屋をあとにした 。
この時 、 カラ松が起きているとも知らずに 。




額 「 友情 、 祝福 、 可愛らしく思う

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