第5話

4
2,802
2020/11/07 18:44
太一目線かね?
俺には今好きなやつがいた・・なぜ過去形かと言うと失恋してるからだもちろん告白はしていない…そいつに好きな人がいるからだそいつもまた失恋している
白布賢二郎
白布賢二郎
ちょ…須藤ー
須藤(なまえ)
須藤あなた
…ん?なに
俺の前の席にいるあなたは俺の好きなやつで幼なじみだからこの一線は越えられない越えてしまったらもう二度と戻れない。だから俺は超えないただ普通の幼なじみでいる。
あなたはもう聞きたくないという感じになると髪を触る癖がある。そんときは大体
川西太一
川西太一
あなた。ちょこれ運ぶの手伝って
そう言って無理やり白布から離すそうするとあなたは少しホッとした顔になって
須藤(なまえ)
須藤あなた
…えと
俺の服を掴んで
須藤(なまえ)
須藤あなた
ありがとう…ね。
そうぼそっと伝えるほんとに可愛いやつで手放したくなくて…でも俺はあなたの好きやつにはなれないから…少しでもお前の悲しい顔見たくなくて
川西太一
川西太一
今日…ゲーセン行くか
そういうとパァァと輝いて見えるようなまるで太陽でも見てるような笑顔で
須藤(なまえ)
須藤あなた
ん!約束だからね!ニコニコ
そう答えるその笑顔が俺はとてつもなく好きででもこの笑顔は俺に向けられなくて…俺に向けられてる笑顔とは違くて
川西太一
川西太一
……っ
俺が辛そうな顔をするとあなたは誰よりも早く気づいてでも気付かないふりしてくれて優しく
須藤(なまえ)
須藤あなた
……今日は予定変更。
太一の好きな物食べに行くよ。
そうやって不器用な優しさで気付かないふりしてくれて自分を犠牲にしてまで他のやつを優先するほど馬鹿なヤツでそんな奴が死ぬほど好きででもこの関係幼馴染を崩したくなくて告白できなくて
須藤(なまえ)
須藤あなた
太一〜?
俺の事を優しくでも強く呼ぶ声が好きで昔から呼んでいて変わらず呼んでくれて何かあると直ぐに俺に頼ってずっとずっと一緒にいると思っていたのに
須藤(なまえ)
須藤あなた
……好きな人できた。
そうやって顔を赤らめながらでもバレないように手で隠して言う初めてみる顔で言われて
川西太一
川西太一
……そうか
その顔を見て一瞬で思ったあなたの好きなやつは俺じゃない他の誰かだ
川西太一
川西太一
だれ?
そう恐る恐る聞くと
須藤(なまえ)
須藤あなた
白布賢二郎…って人
そう言われたよりにも寄って友達だし仲間チームメイトだまじでついねぇ
川西太一
川西太一
須藤(なまえ)
須藤あなた
……た…いち
そう消える声で俺の名前を呼んだ嫌な予感はしたそれは見事に




的中した
須藤(なまえ)
須藤あなた
白布くんさ……ゆ…うひが…好きなんだって
そう教えられた……どうするんだ?と聞く前に
須藤(なまえ)
須藤あなた
応援する。私……白布の事。応援する……
そう言って無理に笑おうとするあなたはプルプルと震えていて…目に涙を貯めて昔からあなたは大丈夫大丈夫だよっ!って言い聞かせるやつで
川西太一
川西太一
……あなた
そう名前を呼んめで俺はあなたのアタマを撫でたそうすると一気に崩れ落ちたのか安心したのか
須藤(なまえ)
須藤あなた
…んで…なんでよォ…わ…たし…いやだよ…ふた…りが…くっつい…たら…上手く……離せる…自信…ないよォ…どーしよ…たい…ち…
そう言って俺に頼ってきて…それはふと抱きしめてしまった気がつくとあなたはポスッと俺の腕に収まった
須藤(なまえ)
須藤あなた
…太一ぃ…ギュッ
とハグをしてくるあなたをギュッゥゥとしたその数分後落ち着いたのか
須藤(なまえ)
須藤あなた
……太一…苦しいよ…
そう言われた俺はバッと離れてごめんと言うと
須藤(なまえ)
須藤あなた
ううん。大丈夫
あなたは目を赤くしながら笑う。くしゃっとした俺の好きな笑顔
須藤(なまえ)
須藤あなた
ありがとニコ
そう言われて俺は
川西太一
川西太一
おう
と頭を撫でそして2人で俺の好きなもの食べゲーセンに行った

プリ小説オーディオドラマ