太一目線かね?
俺には今好きなやつがいたなぜ過去形かと言うと失恋してるからだもちろん告白はしていない…そいつに好きな人がいるからだそいつもまた失恋している
俺の前の席にいるあなたは俺の好きなやつで幼なじみだからこの一線は越えられない越えてしまったらもう二度と戻れない。だから俺は超えないただ普通の幼なじみでいる。
あなたはもう聞きたくないという感じになると髪を触る癖がある。そんときは大体
そう言って無理やり白布から離すそうするとあなたは少しホッとした顔になって
俺の服を掴んで
そうぼそっと伝えるほんとに可愛いやつで手放したくなくて…でも俺はあなたの好きやつにはなれないから…少しでもお前の悲しい顔見たくなくて
そういうとパァァと輝いて見えるようなまるで太陽でも見てるような笑顔で
そう答えるその笑顔が俺はとてつもなく好きででもこの笑顔は俺に向けられなくて…俺に向けられてる笑顔とは違くて
俺が辛そうな顔をするとあなたは誰よりも早く気づいてでも気付かないふりしてくれて優しく
そうやって不器用な優しさで気付かないふりしてくれて自分を犠牲にしてまで他のやつを優先するほど馬鹿なヤツでそんな奴が死ぬほど好きででもこの関係を崩したくなくて告白できなくて
俺の事を優しくでも強く呼ぶ声が好きで昔から呼んでいて変わらず呼んでくれて何かあると直ぐに俺に頼ってずっとずっと一緒にいると思っていたのに
そうやって顔を赤らめながらでもバレないように手で隠して言う初めてみる顔で言われて
その顔を見て一瞬で思ったあなたの好きなやつは俺じゃない他の誰かだ
そう恐る恐る聞くと
そう言われたよりにも寄って友達だし仲間だまじでついねぇ
そう消える声で俺の名前を呼んだ嫌な予感はしたそれは見事に
的中した
そう教えられた……どうするんだ?と聞く前に
そう言って無理に笑おうとするあなたはプルプルと震えていて…目に涙を貯めて昔からあなたは大丈夫大丈夫だよっ!って言い聞かせるやつで
そう名前を呼んめで俺はあなたのアタマを撫でたそうすると一気に崩れ落ちたのか安心したのか
そう言って俺に頼ってきて…それはふと抱きしめてしまった気がつくとあなたはポスッと俺の腕に収まった
とハグをしてくるあなたをギュッゥゥとしたその数分後落ち着いたのか
そう言われた俺はバッと離れてごめんと言うと
あなたは目を赤くしながら笑う。くしゃっとした俺の好きな笑顔
そう言われて俺は
と頭を撫でそして2人で俺の好きなもの食べゲーセンに行った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。