第42話

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2021/01/13 19:19
白布賢二郎目線

俺たちは今、肝試しをやっている。

あなたは怖いものが嫌いらしい。

ずっと俺の後ろにいる。

この前約束をした、だから一緒にいる。

ごめん、そういわれたけど気にするなと言った

そしてあなたは今俺の服を掴むでいる
白布賢二郎
白布賢二郎
あなた歩きにくい
そういうとあなたはハッとして俺の服を掴むのを辞めた
須藤(なまえ)
須藤あなた
あ、ごめ、ごめん
そう言って手を離す。その時のあなたの手が少し震えていた
俺より小さくて、いつもは強がりで、クラスのヤツらを元気にするやつで




それとは違って弱虫でビビりで、
そんなことを考えていたら俺はあなたの手を掴んでいて
須藤(なまえ)
須藤あなた
し、白布…?
そう驚いた声で俺の事を呼ぶ
須藤(なまえ)
須藤あなた
な、なに、ど、へ?どうしたの
珍しく戸惑ってる確かに俺はこういうのをやるやつではない。好きな人とかにはやるけどこいつは違う。好きな人では無い。好きな人の友達。それだけなのに…
白布賢二郎
白布賢二郎
るせー
そういうと歩き出すあなたはオドオドしながらも俺についてくる
意外と怖くないなと思っていたら
お化け役
ばぁぁぁ!!!!!!
そう驚かしてくる俺は無表情だったけどあなたは
須藤(なまえ)
須藤あなた
!?!?!?
と声も出ない悲鳴を出して俺に抱きついてきた
白布賢二郎
白布賢二郎
は、はぁ!?
そういうとあなたは少し涙声になりながら
須藤(なまえ)
須藤あなた
ご、こめ、、無理…
そう言って俺の背中に抱きついてくる。
そんな時俺は思ってしまった









守りたい
本来俺がそう思うのは違う。相手が違うから
少したって落ち着いたのか俺から離れて
須藤(なまえ)
須藤あなた
、ありがと、もう、大丈夫
そう言ってくる。
俺はまた歩き始めたそしたら
須藤(なまえ)
須藤あなた
……ほんとごめん。ゆーひとがよかったよね…
そう言われた、普通ならそうだとか言うんところ。だけど。俺は
白布賢二郎
白布賢二郎
別に、あなたでもいい。
そういうとフフっと笑い声が聞こえて
須藤(なまえ)
須藤あなた
キザ。私じゃないなら勘違いするよ。
そう言われた俺は
白布賢二郎
白布賢二郎
そうだな。
そう答えた。別にお前なら勘違いされていい。そう思う俺は変なやつか?
そのまま歩いていると出口につくとあなたは俺から離れて
須藤(なまえ)
須藤あなた
太一…
そう言って出口で待っていた太一に飛びつく
太一は嬉しそうな顔してあなたを受け止めて
川西太一
川西太一
ん、偉いな。
そう言って抱き返していた。そして俺を見て
川西太一
川西太一
ごめんな、ありがと賢二郎
そう言われた俺は何もしてない。一緒に行っただけ。
白布賢二郎
白布賢二郎
別に
そう言って歩き出す



その時ふと思ったなんで俺はあの二人を見るのを拒むんだ…前ならなんとも思わなかった


なのに最近はあなたといるとモヤモヤする
嬉しそうな顔して太一の名前を呼ぶ




俺の2人の時は白布。多分太一には2人でも名前なんだろう


片峰さんと話をしていても最近はやっぱりあなたで俺の頭の隅にはあいつの俺に初めて見せた顔で


初めて見るたくさんの表情で


俺の中をぐちゃぐちゃ
掻き乱して、よく分からない、やっぱり
あなたにはドキドキすることが多い。

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