太一目線
俺はあなたとの待ち合わせ場所に行きながらそう考えてきた。
あなたとは幼稚園の頃で、初めてあって小学校、中学校と進んで言った。本来ならばあなたは他の高校に行くはずだったんだけども
俺が『白鳥沢行くから勉強教えてくれ。』と言ったら、あなたは少し驚きながらも俺を見て『いいよ。』と言っていた。そして高校受験の時、あなたに似てる女の子が居た、そして思わず俺は声を掛けてしまった、そしたらやっぱりあなたがいた。そしたら『なんで』そう聞くと『太一、私が居ないと勉強出来ないし。』といった。本当に面倒見がいいあなたそんなところが中学校のあの時代から『好き』になった。
でも今回は俺はあなたを好きにさせるんじゃなくて賢二郎と仲良くさせること、だから俺はまだ、幼なじみでいい。いつか好きにさせるから。
そんなことを考えていたら待ち合わせ場所に着いた。そこにはもうあなたが居た。
と言うとあなたは寄っかかっていた壁から身体を話してこちらを見る
と言い出して歩き出す。俺はその隣を歩くそしてあなたを見て
と言うとあなた少し嬉しそうに俺を見ながら
と目をキラキラさせてきた。そんなあなたを見ていたら俺は思わず笑いそうになってしまった、そんな俺を見てあなたは不思議そうな顔をして俺を見る
と少し笑いながら俺は右手を出してみるそしたらあなたは一瞬固まってでも俺の手を取り
これにしか見してれなくて俺が好きな笑顔で
と言う。それを見る度に思うなんで俺じゃないんだよ。
なんで俺にはなれないんだよ。
でもそんなことを言ってしまったらあなたを困らすから。
言わない。言えない。
そんな俺を他所にあなたは楽しそうに辺りを見る。でも俺の手は離さないでギュッと握っている。
と言ってきた。俺は見ると家綺麗なカフェ。
と言い、店の中に入る。あまり混んでなく、席につきメニュー表を見る
ちなみに俺たちは向かい合ってる。
と言って俺を見てくる俺はメニュー表に目を戻して、
と言うとあなたは少し笑いながら
と言いながら注文してくれる。そして数分後俺らが頼んだものが来たそれを見てあなたはキラキラさせながら俺の顔を見て
そう言ってくる。ほぼイチゴだ。俺のシフォンケーキ生クリームもプルーンとイチゴがのってる。
そう言うとあなたは少し考えながらいちごを1つフォークに指して俺の口元に行く
しばらく固まっていたらあなたにそう言われて口を開けたそしたらいちごが口の中に入った俺が驚きながらあなたを見るとあなたは無邪気に笑いながら
と言う。あー、マジで可愛い、なら俺も
と言うとあなたは少し『?』を浮かべながら口を開けたそこにまだ手をつけてない生クリームといちごをつけてあなたの口の中に入れるそしたらびっくりしながらももぐもぐと食べていた
そんなあなたをみながら
そう聞くとあなたは頬を押さえながら
そう言ってくれて助かる。
俺らはしばらく話したりさしながらお互いに頼んだものを食べていたらあなたはフォークを置いて俺を見る。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。