言われるがままに事務所に入ったけど
すっごく広くてきれい…!
私なんかがこんなとこ来ちゃっていいのかな?
そんなこと考えてるとじょんぐくくんに手を引かれて
連れて来られた部屋は…練習室?
中では私の大好きなばんたんの曲が流れている。
もしかして…!?
ばっ!と扉が開けられて,ばんたんの姿がみえる
と,そのとき。
みんなが私の名前を呼んで近づいてくる。
なんで名前を?
発狂しそうになるのをこらえて聞いてみる
じょんぐくくん事情説明中。
まさかまさかの2ヶ月以内に知り合ってた人ですか!?
信じられない…
こちらも事情説明が終わったようで…
やっぱりみんな優しい…
ますますペンになっちゃうなぁ…
と,さっきまで口数が少なかったててさんが口を開く
このときててさんの表情が明るくなったのは
気のせいってことにしておこう。
…ててさんが…友達?
私は
じょんぐくくんの時と同じようにカトクを確認する
…ほんとに履歴残ってた…
しかも,じょんぐくくんの倍くらい会話してる。
ててさんは私がカトクを見たのを確認してから
記憶がないその時の私は気づいてなかった
…てひょんくんと友達に"戻った"ことで
自分を苦しめることになるなんて。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。