第3話

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2018/06/16 15:21
飛びに飛びまして…

現在横浜アリーナ前。

ゆあにチケットを貰ってからかれこれ一週間が経つ。

今からばんたんが肉眼で見れるのか,

って思うとドキドキが止まらない。


しかも席は一番前の列,

これはペンサを期待してしまう…。


なんて考えてると,

いいタイミングでゆあちゃん登場。
ゆあ
ゆあ
あなた~!お待たせ!待った?
あなた

ううん!全然大丈夫~

アリーナに入ると

すでにたくさんのARMYがいた。

そこではばんたんの曲も流れていて,

ああ,これからペンミが始まるんだなって感じがする。

腕時計を見ると

現在の時刻は19:00。

そろそろ…はじまる…。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
急に周りが暗くなって,ばんたんが登場。

もちろん会場は黄色い声で溢れている。

何曲か披露したあと「最高の衣装」のコーナー!

罰ゲームを受けるのは ぐく と ほび と じん 。

それぞれ えび いくら たこ になっていて,最高にかわいかった。

その姿でファッションショーをしようとしたその時,

ぐくがこちらへ歩いてきた。

そしてしゃがんで

『ゆあ,来てくれてありがとね』って。

…ど う い う こ と ?

ゆあは自分の名前を示すボードなどは持ってきていなかったし。

ちらっとゆあの方を見ると
ゆあ
ゆあ
あ と で は な す か ら
って口ぱくで言ってきた。


もうその後は集中できなかった。

ばんたんとじゃんけんをした時も

アンコールの為にみんなでCrystalSnowを歌った時も

アンコールの映像を見ている時も

最後のCrystalSnowでみんなが感動してるときも


私はぐくの一言が気になりすぎてしかたなかった。
こうして楽しかった(?)ペンミが終了。

時計は22:16をさしている。
ゆあ
ゆあ
あなた!きてきて!
腕を半ば強引に引かれて連れて来られたのは
あなた

う,裏口?

ゆあ
ゆあ
うん!
ゆあは

ぎいっっ

って重そうなドアを開ける。

かなり大きい音がしたから周りも気がついている。

でも警備員さんは止めようとしない。


にこにこしながら通路を走るゆあ。

立ち止まったのは,

「防弾少年団 様」

と書かれた扉の前。
コン コン コン
ちょんじょんぐく
…どちら様ですか~…
え,待って,ぐく!?じょんぐく!?ちょんじょんぐく!?ちょんじょんぐく様の声!?

え,テンション低くない!?
ゆあ
ゆあ
あ,ゆあだよゆあ!!
バンッッ((扉が勢いよく空いた音
ちょんじょんぐく
ゆあああああああああああ!!
ちょんじょんぐく
ゆあ~,会いたかった~‼
あなた

………

あなた

きゃゃゃゃゃゃゃゃゃあああ!!!!!

あなた

ぐ,ぐく様!?!?

ゆあ
ゆあ
ん,この子があなただよ!
ちょんじょんぐく
あなたさんですね…!
はじめましゅて!
ぼうだんしょうねんだんのぐくでしゅ!
か,かわいい…本物だ…
きむてひょん
ん,ゆあちゃん来てるの!?
きむてひょん
ゆあちゃああああん!
ちょんじょんぐく
あーちょっと~‼
ゆあは僕のものです!
ぱくじみん
ふたりともうるさい~‼
ぱくじみん
ってゆあちゃんじゃん!久しぶり~!
愛しのゆあちゃんんんんん!!!
ゆあ
ゆあ
ああもううるさいな~!
私は誰のものでもないのっ!
それにあなたがいるのに可哀相でしょ!
だめだ…

みんな韓国語で話してて聞き取れない…
ゆあ
ゆあ
あ,あなたごめんっ!
とりあえず中はいろっか!
あなた

あ,うん!

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