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砂糖ちゃんの存在を
すっかり忘れてしまっていた。
もう握手会終わってだいぶ経ってるよね…。
連絡…しないと、!
そう思って携帯の電源を入れると、
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LIME1件
砂糖ちゃん:
あなたはきっとこの後ジェルくんと会うよね?
私、先に帰ってるね👊🏻♡色々とふぁいと!
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そう通知が来ていた。
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そう微笑む彼の笑顔は暖かく、
やっぱり世界一かっこいい。
余裕そうに言ったのも関わらず、
少し経てば自分も照れちゃう。
そんなところも可愛くて愛おしい。
そんなことを呑気に思っていると……、
ガチャ
眉を顰めてこっちを見て来ているのは、
ななもりさん…かな、?
そう言って莉犬くんはてへっと笑った。
やっぱり可愛いなぁ…!
どうしよう……。
言ったらジェルくんにも迷惑かけちゃうし、
ころんくんに頼ったらころんくんにも迷惑だよね…
するとジェルくんが口を開いた。
やばい……。
咄嗟に言っちゃったけど、
大丈夫…、かな?
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頭を膝の下まで下げた。
私のせいジェルくんが怒られちゃったら、
絶対にダメだから…!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!