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深く、頭を下げた。
ジェルくんに迷惑じゃないかな、
処分されないかな、
私のせいで、心配です…
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顔を上げると、
そこにはななもりさんが優しい目で
私を見つめていた。
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そう皆を見回して言うと、
ころんくんが口を開いた。
そう言って莉犬くんがとことこと
私の方に寄ってきた。
私の何倍も細くて小さい莉犬くん。
こんなこと言えないけど、
色んな意味で同い年とは思えない。笑
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まだ敬語が上手く外せない。
そのうち外れるものなのかなぁ…?
そう言ってくしゃっと笑ってみる。
そう言うジェルくんに
着いて言った。
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久しぶりに入るジェルくんの部屋は、
相変わらず綺麗で、
整っていて、
いい匂いがした。
って…私何考えてるの、?!
私ってこんな気持ち悪かったっけ…笑
ジェルくんの匂いがしたから。
なんて絶対に言えない。
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あれ、私なんか変なことしたっけ…?!
なんだろう、恥ずかしい…。
なんとなくって…
感が良すぎるのも恥ずかしい。
そう、顔を少し赤くしながら言われるものだから
少し、少しだけどきっとした。
って言うのは嘘で、
本当はすごく、すごくドキドキしました…。
顔…赤くなかったかな、
もしそうだったらすごく恥ずかしい。
変な人だと思われてないかな…?
そんなことを思ってるうちに、
ジェルくんが冷たいカフェオレを持ってくてくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。