美容室に行ったり、
服を買ったり、
アクセサリーを買ったり、
ネイルをしに行ったり。
何だかんだで握手会まで
あと一日です…!!!
今は所持品や予定の最終確認中です。
ジェルくんに会ったら何を話そう。
私だよって
あの時街であったあなただよって
言った方がいいのかな…??
いや、でもそれは流石に……。
覚えてなかったらジェルくんことだし、
申し訳ない気持ちになるんだろうし。
私もちょっぴり傷つく。
でももし、
もし気付いてくれたら、
覚えててくれたら、
その時は言うんだ…!
ジェルくんのお陰で仲直りできたよって。
背中を押してくれてありがとうって。
少ない時間だったけど
とっても救われましたって。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そう言って私達は個々の部屋に入った。
ジェルくんは元気にしてるかな
あの時、
ジェルくんと連絡先1つ交換しなかった。
だからあの後は何も関わりがない。
でも私は相変わらずジェルくんが好きだから、
配信を見に行ったり、
動画を見たり、
リプを送ったりDMを送ったり、
色々とオタクはしている。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。