第21話

寂しかったので【虎、伏、狗、五】
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2021/05/15 07:10
任務が続き、彼と会えない日々が続いてしまっていたあなた。
とった行動とは________________

















虎杖《おねがい》

数週間ぶりに虎杖くんに会うことが出来たあなた。
久しぶりに一緒にデートがしたい、と言うと

「おう!俺もあなたと出かけたいって思ってたから!今日は存分に楽しもーぜ!」

と、笑顔で応じてくれます。

東京の色んなところに観光に行ったり、洋服選びに付き合ってくれました。


「......あーー...俺今あなたといられてすんげえ幸せ」

道中そんな事を言ってくれるので

『私も幸せだよ』

と言うと、照れながら喜んでくれます。






















伏黒《彼服》

任務が終わり、部屋に戻ると、机の上にあった恵くんの服が目に入ります。
確か、前に部屋に来た時に洗っておいたもの。

疲れも溜まっており、何日も大好きな人に会えなかった辛さから、無意識にその服を手に取ってしまいます。



『恵くん....』

愛しい人の名前を呼び、手に持っているそれを切なげに抱きしめるあなた。





うしろで本能と理性と戦っている恵くんに気がついたのは、もう少しあとの話。


























狗巻《抱きしめる》

「ヅナマヨ」

硝子さんから、長期任務で喉が潰れかけてしまったと聞き、心配でならなかったあなた。

『よかった無事で.....!』
彼が戻ってくると、思わず抱きしめてしまいます。


『!ご、ごめんなさいっ‼︎』
ハッとなり離れますが、もう遅い。


「しゃけ...す.....じこっ...」

抱きつかれた本人は固まっていました。


真っ赤になりながらオドオドする二人。











真希「なぁ、アイツら付き合ってんのか?」
パンダ「いや、まだらしい」
真希「マジかよ」


そんなあなた達を、二人の友人は見逃していませんでした。





















五条《電話》

どんなに忙しい時でも、毎日必ず一度は連絡をくれる五条先生。

でも実際に会えない日が続いてしまうと、やっぱり寂しい。
電話でポロッと本音がこぼれてしまう。


『五条先生....会いたいです』



ついそう言ってしまいましたが、五条先生が大変なのを我慢して任務に行っていたことを忘れてしまっていました。


『ごめんなさい!先生忙しいのにこんな事...』









慌ててあなたがそう言うと、電話越しにククッという笑い声。



「あ〜参ったなぁ〜〜サプライズにしようかと思ってたんだけど。ほんと可愛いね、僕の彼女」

『?』







「ね、あなた、窓の外見てみて」











急いでカーテンを開け、下を見ると、そこには大好きな人が立っていました。

あなたに会いたくて急いで任務を終わりにして来てくれた五条先生。











「ただいま、あなた」

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