『んーっ、…やっと終わったぁー、』
やっと会社の残業が終わりました、。
長かったな~。 時刻はもう10時半をさしている
《あなたちゃーん!今からご飯いかない?》
『あっ、すいません!今日は…』
《あ~、例の彼氏?ニヤニヤ》
『…へへっ、//』
《うらやましいなぁ~っ、じゃあまた今度ね!》
『はい!お疲れ様でしたっ』
明日はなんたって私の誕生日!
だいちゃん、忘れたりしてないかな?
最近お仕事が忙しそうだったからなぁ。
今日と明日は一緒にいれるといーんだけど、
家の前につくと電気がついてないことに気づいた
やっぱりお仕事かぁ、
誕生日くらい休んでくれてもいいのに、
でも人気だからしょうがないかな……
力ないままドアを開けると
パンパンッ!!!!
『ひゃあっ!!!』
そこにはクラッカーをもった笑顔の彼がいた
「おかえり!あとはっぴーばーすでい!!まだだけど!笑」
『だいちゃんっ、うぅ、泣』
「え!?な、なんであなたが泣くの?!」
「嫌なことがあったの?!俺がそいつたいじしてきてやるぞっ!」
『ち、違うの……だいちゃん、お仕事…』
「あー!もっちろん大好きなあなたの誕生日がくるし!お休みもらいましたぁ!ニコッ」
あー、なんて可愛い彼氏なんだろう
そして優しすぎる。もう、大好き、
だいちゃんとご飯をたべてケーキを食べて今はまったりタイム
『ほんとにありがとね?だいちゃん!』
「うん!喜んでくれてよかった!!
今日も明日もずっと一緒にいられるしなっ!」
『うん、//』
さらっとこうゆうこというんだから、
かっこいいなぁ。
そのときだいちゃんのスマホが鳴った
「ん?あ、ちょっと出てくる」
『うん』
こんなに幸せな誕生日はいつぶりだろう
ふとスマホを見ると皆から早めのお祝いメッセージが入っていた
それをひとつひとつ見ているとだいちゃんが部屋に戻ってきた
『電話なんだったの?』
「ごめんあなた。」
『??いきなりどうしたの??』
「ちょっと仕事が入ったんだ、」
そうなんだ、
じゃあやっぱりほんとの誕生日は一緒にいられないかぁ、
『そっかぁ、…お仕事頑張ってね!』
いま、ちゃんと笑えてるかな?
作り笑顔ばれてないかな?
「じゃ、いってくるわ」
『いってらっしゃい!』
ガチャン…
ポタッ…______
『うぅ、っ、泣 ひっく、うぅ、』
あと30分で私の誕生日がくるのに。
隣には大好きな人はいない。
芸能人と付き合うってことはこうゆうこともあるってわかってたはずなのに
あと1分。
1分で日付が変わる
帰ってきたりしないかな、?
期待したらもっと苦しくなる
3
2
1
今年も一人で誕生日を迎えてしまった
『うぅ、ひっく、っく、うぅ、泣』
どれだけ泣けば気がすむのかな、
ガチャッ!!!…________
「あなたっ!!!」
『だい、ちゃん、?泣』
ギューっと抱き締められる。
大好きな人の匂い。
「遅くなってごめん。ほんとは仕事なんて嘘っ、。プレゼント!とりにいってたの!ほら!はい!」
そこには可愛くラッピングされた
箱。
開けるとそこには綺麗なネックレスが入っていた
『これ……』
「そう!あなたがずーっと眺めてたやつでしょ?俺、気づいてたんだよな~笑」
それは私がひそかにずっと欲しがっていたネックレスだった
『……だいちゃんの、ばかぁ、泣
なんで遅れるの、っ、泣』
「へへ、実は…子猫が引かれそうになってたから助けて家まで届けてたらこんな時間になっちゃった、。ごめんね、…」
なんてだいちゃんらしいんだろう
もう遅れたのなんてどうでもよくなっちゃった
「あなた。はっぴーばーすでいっ
…………愛してるよ、?//」
『私もっ、だいちゃんのこと愛してるっ』
すてきな誕生日になりました。
■END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。