第11話

要らない
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2018/08/22 13:45
どれくらい待ったのだろう
会社を出たのが9時だったはず。
なのに今は2時
手術が始まって5時間も経っている
終わる気配などどこにもない。
普通ならお腹空いてる時間なのに
全然お腹空かないし
時間が過ぎていくごとに
助からないんじゃないかって不安になる。
手術が始まって6時間が経とうとした時
手術中のランプが消え
中から先生が出てきた。
すると先生は私の目の前に立ち
深く深く深く
お辞儀をした。
あぁ....死んじゃったんだ....
ごめんね。、
ソユン
助けてあげられなくて....
ごめん....
あぁ、ソユン....
病気治すんじゃなかったっけ....
さっきまで深くお辞儀していた医者は元の姿勢に戻り
(申し訳ございまさんでした....)
(ソユンくんは2時52分永眠しました....)
「今までありがとうございました....」
「最後にソユンに会いたいんですけどいいですか....?」
(はい。霊安室行きましょう....)
地下二階にある霊安室に先生は連れていってくれた
そこには眠っているソユンがいた。
いてもたってもいれなくなって
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
叫ぶように私は泣いてしまった。
ソユンを助けて上げられなかったショックで
アイドルをしている自分を殺したかった。
儀式が終わっても私はずっと泣いていた。
これはやばいやつだ。
目が全然開かないというか重すぎる。
重い瞼を開けながら必死に歩いて
やっと家に帰れた。
家の中に入ろうとしたら
玄関でジョングクがいた。
JK 「どこにいってたんだよ。」
「どこだっていいでしょ。」
JK 「サボりかよ。」
サボりかよって言葉に
私の保てていた糸が切れた。
「あんたに関係ないでしょうが!家族が亡くなった悲しみなんて知らないくせによくサボりって言えますね?!勝手にサボりとか思わないでくれる?ソユンが死ななくてお前らが死ねばいいのよ!!!!!」
TH 「ちょっ、どうしたぁ?」
JK 「お前の家族なんてしらねーよ!それに俺らが死ねだと?人に失礼なこと言うなよ!てかお前が死ねよ!」
「おっけ〜!わかったぁ!死んでくるぅ!弟に会えるぅ〜🎶」
JN「え、ちょっちょっちょ。まじで言ってる?!」
「うん!丁度死にたかったし、それより自殺ってなんか嫌だから私に死ねって言ってきたジョングクさ私を殺してよ。」
目の前にあったナイフをジョングクに渡した。
JK「は?嫌だし。俺は人殺しになりたくありませぇん。」
「それもそっか!じゃあ、飛びおればいいや!一瞬やし楽か!」
と、私は階段を登り三階にある自分の部屋に行って鍵をしてた。
ドンドンドンドンドン
すんごいドア叩いててウケるんですけどぉㅋㅋ
ソユン
待ってて
今から逝くよ。

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