黒尾side
烏野の奴らと別れたあと研磨に話しかけられた。
研磨「クロ…やっぱり」
黒尾「あぁ、天童さやか…確かベストセッター賞を取ってた女王様だな。しかも梟谷の赤葦と木兎の事知ってるとはな…」
研磨「…すごい悪い顔してるよ…」
黒尾「次は絶対セッターやらせてーなって思ってただけだよ」
そんな話をしていた。
研磨「噂によると、腕悪いらしいよ」
黒尾「は…?」
あれだけ期待され続けて
いきなりできなくなるって…どんなプレッシャーなんだろーな…。
そういえば天童…きいたことあるな
さやかside
お兄ちゃん…白鳥沢の寮に行ってるんだっけ?
私は携帯を取り出して
さ「もしもし…?」
覚『あっれれ〜こんな時間にどーしたの?』
さ「今日、音駒の人たちと戦った。バレーを見たの。」
覚『やりたく…なっちゃった感じ〜?』
さ「うん…」
覚『腕はもう上がらないわけじゃないんだよ〜?ちゃんと安静にしてれば…』
さ「私に…バレーをやる資格なんてあるのかなwあんなことがあって…」
覚「難しく考えすぎだとおもうんだけどな〜資格とかじゃないよん」
そう言われてからは、近況報告や雑談をして切った。
お兄ちゃん、友達できててよかったw
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。