第2話

出会い
2,313
2020/09/29 03:18
覚「さやかぁ〜!結局どこの高校にしたわけ〜?」

さ「え?私烏野だよ。」

覚「落ちた強豪 飛べないカラスねーん。バレーやるのーん?」


そう言われた瞬間私は睨んだ。

覚兄は、ひぃぃっとわざとらしく後退りしてから一瞬悲しそうな顔をした。

それから笑って


覚「ごめんねーん?あの時守れなくってさぁ」

さ「いいよ。覚兄のせいじゃない、わたしのせいだから。じゃあ、私もういく。」


逃げるように去った。

うん。兄さんのせいではない。

私のせい。










私が登校すると、

ん?ん?んー?

コートの王様?

あっちは私のこと認知してるからわからないけど

コート王様いんじゃん。

しかも中学のとき、コートの王様と戦って敗れたジャンプ凄い子も?

なかなかだね、烏野。

また飛べるんじゃない?










ってなに考えてんだ私。

もうバレーなんてやらないじゃん!

もうバレーなんて大嫌いでしょーが!









はぁ…とため息を吐きながら

クラスへと登校した。


先生「クラス委員やりたい人いるかー?」


よっしゃ

点数稼ぎしてやろっと、と思い


さ「誰もやらないならわたしやらせてください」


っと言った。

面倒かもしれないけど先生からの印象はいいほうが楽だと思うしね。


(友達とかのことはAやBと表します!)


Aちゃん「ありかとう!これ決まらないと帰れないところだったよ〜」

さ「ううん。平気だよ〜」

Bくん「それにしてもすげーよな。天童さやかって子。

容姿も綺麗で勉強もできて、頼まれごともなんでもやるらしいぞ」


ふふ、そうでしょすごいでしょ。

ほんの少ししか経ってないのにこう思われるのは嬉しいね〜


先生「じゃあ最初の仕事頼むな」


そう言って先生は放課後私1人残してどこかへ行った。

あらまじか。


さ「ちっめんど」

月島「へぇ〜きみ猫かぶってるんだね」


ニヤニヤしながらなんか変な人が近づいてきた。

ってかまってよ?今の聞かれた?

え、どしよどしよ


さ「あはは…えっとどなた様?」

月島「隣の席の人くらい覚えなよ…月島蛍」


そーいやそんな名前の人いたわぁぁぁ…

うわ、最悪…

どしよバラされたりとか…


月島「ねぇ」


背の高い月島くんは私を見下ろして少しずつ私の方へときた。

私も後ろへ下がってると、

壁についてしまった。











月島「バラされたくないでしょ?女王様」

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