第3話

1、倒れていた少女
1,154
2020/12/09 06:44




MTCで街を歩いている時、










一人の少女が倒れていた。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
おい、お前、大丈夫か?
十六沢 美月
十六沢 美月
…………………
入間銃兎
入間銃兎
意識がありませんね。
ペチペチと頬を叩くが反応がない。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
どうする、左馬刻?
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
……………………ほっとけ。
入間銃兎
入間銃兎
STOPSTOPSTOP!貴方自分から話しかけておいて放っておくんですか?
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
小官もそれはいただけないな。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
チッ!わぁーったわ。とりあえず先生のところ行くか。








シンジュク中央病院



`・ω・´)∋|ガラッ
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
先生、いるか?
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
左馬刻くんか、どうしたんだい?………あれ?その子は………?
入間銃兎
入間銃兎
道端で倒れているところを私たちが発見したんです。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ってことで診てくれねーか?
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
分かった。じゃあその子をベッドに。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
承知した。









〜診察中〜
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
終わりましたよ。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ん、どうだった?
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
脳に異常はありませんでした。ただ体の傷が酷かった。おそらく親から虐待を受けていたんじゃないかな。
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
チッ!胸糞悪ぃな。
十六沢 美月
十六沢 美月
(-_-#) ピクッん………
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
む、起きたか。
入間銃兎
入間銃兎
大丈夫ですか?


そう言って銃兎が肩に手を触れた時、
十六沢 美月
十六沢 美月
ビクッ!ご、ごめんなさい、ごめんなさい、お父さん………!!
十六沢 美月
十六沢 美月
ヒュー、ヒュー、ヒュー
入間銃兎
入間銃兎
過呼吸か………!
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
大丈夫です!落ち着いて、ゆっくり息を吐いてください。
十六沢 美月
十六沢 美月
スゥ…………ハァ……………
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
吸って………吐いて………そう、その調子だよ。
十六沢 美月
十六沢 美月
ん、ここは………?
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
ここはシンジュク中央病院。君が道端で倒れているところを左馬刻くんたちが運んできてくれたんだよ。
十六沢 美月
十六沢 美月
さ、左馬刻くんたち………?
神宮寺寂雷
神宮寺寂雷
彼処にいる3人だよ。
十六沢 美月
十六沢 美月
あ、ありがとうございます……ペコリ((・ω・)_ _))
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
ん。
毒島メイソン理鶯
毒島メイソン理鶯
軍人として当然のことをしたまでだ。
入間銃兎
入間銃兎
美月さん、初めまして。ヨコハマ署の入間銃兎です。何故彼処で倒れていたのか聴いてもいいですか?
十六沢 美月
十六沢 美月
………!なんで……私の名前……?
入間銃兎
入間銃兎
調べたので。( ˆᴗˆ )
碧棺左馬刻
碧棺左馬刻
いや、普通に怖ぇだろ。そいつにとっちゃ。
十六沢 美月
十六沢 美月
いえ、大丈夫です。
十六沢 美月
十六沢 美月
………………私が彼処で倒れていた理由…………ですよね。



そう言うと十六沢美月はゆっくりと話し始めた。

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