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朝起きると、おそ松兄さんが皆に殴られていた。
聞いたところによると、
あなたが寝たあと私の部屋に入ったチョロ松兄さんが、
おそ松兄さんが私の服を脱がせようとしている姿を見つけたらしい。
いや、部屋に入ったチョロ松兄さんもおかしいよ!?なぜ入った?
だから、今日から私は寝る時だけ一緒の部屋で寝ることになった。
リスクはあるけど、その度に皆が守ってくれるから安心らしい。(語彙力)
ぴろぴろろ~ん
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LINEの内容
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同級生の悠太くんからのLINEだった。
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場面転換(いきなり夜w) おそ松side
俺らはあなたを尻目に6つ子会議を始めた。だって
あなたがデートだよ!?俺以外と!
俺らは呑気に寝ているあなたを見た。
相変わらず寝顔は可愛い。
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場面転換 あなたsideだよーん
…8時…8時…
私は待ち合わせ時間の1時間前には
起きたいという謎のポリシーがある。もう8時1分!!?
やばーーーー!あと59分じゃん!
私はおそ松兄さん達を避けると、自分の部屋に帰って着替えを始める。
ピンクのキャップ、紫のデイジー柄のワンピースに
濃い紫の上着。足には薄黄色のフリル靴下。
何となく弟松の色でコーデを揃えた。
冷蔵庫からパンを取り、食べながら朝のニュースを見る。
…8時半…8時半…8時半!?
私は階段を駆け上がろうと猛スピードで走った。
いつも休日はぐっすり寝てるのに…珍しいなぁ
え、洗濯物?
私の顔が青ざめた。
洗濯物の中には私の下着や服も入っている。
それを6つ子に触られたくないので、洗濯物担当は私だ。
まだ住み始めたての頃、
「お前の下着って可愛いじゃーん」って言って
おそ松兄さんが皆に下着を見せたのがきっかけだ。
チョロ松の後ろにはピッタリと残りの5人がくっついていた。
もちろん、尾行するためだ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。