じん目線
学校に行ってもいじめられるだけだ
だから、行きたくない
でも行かなきゃ、
「高校くらいは行きなさい」
「どうせあなた何もできないんだから」
お母さんからの言葉がきつい
どうせ、ボコられて、
ボロボロになって、
いつものように帰るんだ___
朝はいつもそう思うんだけど
今日はなんか昨日の夜のこと思い出して
悪夢でも見たかな…
感覚は残ってるんだけど
いつものように制服に着替えて、
いつものように朝ご飯を食べて、
いつものように準備して、
いつものように学校に行k…
な、な、なんでいるのおおおお⁉
この人、(いや、人じゃないけどさ)
心読めるんですか。
なんなんですか。
おかまいなしに吸血鬼はぼくの部屋に入っていく
しかもぼくのベッドにダイブするし
しらねーよ
いつからじんたんになったの
怒ってるというか、呆れてるというか、
でもなんか…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!