あなた「私たちはそろそろ帰んないとだね」
赤葦「そうだね」
あなた「じゃあお先に失礼します」
猫又「今度音駒にも来てくださいな」
あなた「いいんですか?!」
猫又「おっほほ」
猫又「あんなにバレーが上手いなら来てもらわないとですからなぁ~」
あなた「あぁ…」
猫又「いつでも来てくださいね」
あなた「はい!ありがとうございます!」
~車の中~
あなた「二人とも寝てていいからね~」
赤葦「分かった」
光太郎…返事ないけど大丈夫かな?
赤葦「あっ木兎さんはもう寝てます」
あなた「了解~その辺にブランケットあるかな?」
赤葦「木兎さんにかけとくね」
あなた「ありがとう!」
赤葦「あなたさん…」
あなた「ん~?」
赤葦「あなたさんは年下のこと…どう思う?」
あなた「え?可愛い…と思うよ?」
赤葦「恋人が年下とかは?」
あなた「ん~年下と付き合ったことないから分からないなぁ」
赤葦「…俺があなたさんのこと好きって言ったら笑う?」
あなた「別に笑いはしないよ」
赤葦「俺…あなたさんが好き。冗談とかじゃないから」
あなた「…ありがとう」
赤葦「返事はまだいらない。これからアピールしてくから」
あなた「うん」
赤葦「ただ…あなたさんにはちゃんと返事考えてほしい…」
あなた「うん」
赤葦「…」
あなた「京治」
赤葦「…はい」
あなた「ありがとう!ちゃんと考えるからね」ニコッ
赤葦「うん…ありがとう」
~シェアハウス~
あなた「んんっ」
やっとついたぁ
お昼頃に出たのにもう夕方!
あなた「夕飯の支度するか~」
赤葦「あなたさん!俺たちが夕飯やるんで休んでてください」
あなた「え?でも…」
赤葦「運転で疲れてるでしょ?」
あなた「…でも」
赤葦「いいから。音駒の人たちが帰ってくるまで寝ちゃえば?」
あなた「…じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」
実を言うと結構疲れてたから助かるなぁ…
ソファーで少しだけ…寝ちゃ……お
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。