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2019/12/29

第3話

春 〜マコト編〜
それは、いつも見慣れているはずの同じところ


同じ形であるはずなのに


今なら特別な何かが起きそうで


想いが届きそうで.........。


それでいて何も受け入れてくれず


全てを否定しそうで.........。


どこか程遠い存在のような

そんな深い

全てを呑み込むような




空だった。
トワ
トワ
マコト!おはよう!!
マコト
マコト
うん。おはよう!朝から元気だね(笑)
トワ
トワ
そんなことないよ〜うふふっ
わざわざ僕らが早起きしたのは

彼女の歌を聞くため。

嬉しそうに笑ってから

彼女は歌った。

♪〜〜







思い出すのはいつもこの風景

君の透き通るような清々しい感傷的な歌声

世界を包み込みそうな朗らかな世界一の笑顔

風に気持ちよさそうにたなびかせる
艶やかな質感の良い黒髪

明朝に溶け込んだ居心地の悪そうな冷たい背景

誰にも届かなかった君のそのその一言は
そんな情景に掲げる一筋の光


〝ピース〟


歌い終わると必ず僕に向けてこのサインをする