第6話

夏 深読み 〜マコト編〜
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2019/12/29 14:46
永遠のようだった火の花は

何よりも儚く散り

一瞬ではあるが


世界の何よりも意志を持っていた.........。


己が命は1度だけにも関わらず

それに見合わない数の命の炎に


影響を与える存在になり得る


だからこそ


その輝きは瞳に収めることはできない.........。


だがその輝きの狭間に見えるのは

一際強調された冷ややかな夜空のような

微睡みの中の永遠の闇が広がる幻想のような

そんな曖昧な影が黒々と見受けられ


同時に両極端な感情を味わった


隣にいる君の大きな瞳には

キラキラ光る明るい色だけが散りばめられ

自らも一つ一つでは小さい

集まって大きくなれるその命に

共鳴しているようで


凛とした美しさが際立っていた


明日の未来でも照らしているかのごとく


ただ一点を見つめていたのだから.........。







____君はその火の花に何色を彩られた?

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