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小説
ホラー
嘘吐きピエロ
[1]嘘つきは此処から
私は何処にでもいる女子中学生だった。
あの日までは…
.
ふうあぁ〜
風が強いなぁ
屋上だと風強いね
だよね
今日学校休みだし、誰もいなくていいね。
あっ、此処に石が…
その瞬間。私は莉子の事を押してしまった。
運が悪い事に莉子は結月が押した衝撃で屋上から落ちてしまった。
莉子!!
あっ……
屋上の下には莉子の体の部品と思われるものが飛び散っていた…
私は…どうしたら……。
私の足は無意識に自分の家に走り出していた。
どうしよう…どうしよう……
次の日、家に警察が来た
昨日、結月さんの会いませんでしたか?
…いえ。
会いません…でした……
そうですか。ご協力ありがとうございます
私の口は嘘をついてしまっていた。
八神 透
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!