その日から私は、朝日先輩に恋をしたのだった。
そして気がつくと、先輩と過ごす時間が学校に行く1つの楽しみとなっていた。
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ある日、私は朝日先輩に誘われて一緒に映画を見に行くことになった。
実は…
この日私は、思い切って朝日先輩に告白してみようと思っていた。
どのタイミングで告白すればいいのか、そんなことを考えながら私は映画館へ向かった。
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朝日先輩がポップコーンを買っている間も、私はずっとそわそわしていた。
この胸の高鳴りをどうやって抑えようかと悩んでいると、朝日先輩の声が聞こえ、はっと我にかえった。
何もないわけないじゃん!と自分にツッコミを入れながら、朝日先輩の後に続いて歩いた。
すると、朝日先輩がゆっくりと口を開いた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。