私が夕日さんに連れられて入ったカフェは、先輩達の家から徒歩数分で着く店だった。
んで?
何があったか聞かせてもらおうか
話さなきゃ…ダメですか?
そりゃね?
ここまで来たんだしさ
うぅ……
じゃあ…話します…
長くなるかもしれないんですけど、
一時期、私、朝日先輩のこと好きだったんですよね…
あーね
バレバレだったよ
えっ…
それで、映画館に一緒に行ったんですよ
あの、電車で夕日先輩と初めて会った日
朝日も言ってた
その日、朝日先輩に、「僕は美羽ちゃんが好きなんだ」って言われて…
美羽と付き合うために私と仲良くなってたんだって思ったら、なんかムカムカしてきて…
そのまま勝手に帰っちゃって…
それも、聞いた
その後、朝日先輩に会って、ごめんなさいって言ったんです
だからさ、
俺が聞きたいのは今日あったことだって
あぁ…
今日は、朝日先輩に呼ばれて、先輩の家に行ったんです
何の用だろうと思って先輩の家を訪ねたら、「僕、美羽ちゃんに振られた」って言われて、
朝日先輩にとって、私は召使いのようなものなのかって改めて実感しちゃって…
今に至ります
マジかよ…
あいつ、告ったんだ
ガチじゃん
朝日先輩、家で私たちのこと言ってましたか?
美羽のことが好きっていうのはなんとなく知ってたけど、
てっきり、お前のことの方が好きなんだと思ってたよ
家でも、みおみんって呼んでるぐらいだから、まだ嫌われてはないんじゃない?
でも……
俺からも、遠回しに色々聞いてみるよ
今度、また報告する
ほんとですか…?
ありがとうございます
じゃ、
おごるから
早く帰んな
え、あ、ありがとうございます
じゃ、な
私は、答えに戸惑いながらもカフェを出た。
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