第1162話

🧡橋の上
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2020/11/11 07:51
僕は橋の上に上がり、りなを少し引き寄せた。





さっきより、距離近いの、気がついてる?















花火の光が、りなの顔にあたって、、、









少し大人の感情になる。













浴衣の中って、何着てるんやろ?




















道枝くん
道枝くん
はい、食べる?



ガムを差し出した。





ありがとう、差し出した指には、見たことのない指環があった










道枝くん
道枝くん
この指環は、意味があるの?
狭山さん
え?!
道枝くん
道枝くん
オレがあげたイヤリングしてくれてるけど、この指環はオレがあげたんじゃない
道枝くん
道枝くん
好きな人にもらった?
道枝くん
道枝くん
いいんだよ、、、りなが他の人、好きでも。
狭山さん
そーゆーの、あたしは嫌だな
狭山さん
好きな人には、好きになってもらいたい
道枝くん
道枝くん
そっか、、、
道枝くん
道枝くん
ちょっと、違うかも。
狭山さん
え?なに??
道枝くん
道枝くん
さっきの話。
狭山さん
ん?
道枝くん
道枝くん
りなが彼女になってくれたのに、浮気したら、、、怒るし、別れないかも。
狭山さん
え?
道枝くん
道枝くん
他の子なら、平気かもだけど。
狭山さん
この指環、お母さんにもらったの。
道枝くん
道枝くん
お母さん?
狭山さん
高校入った時に、、、もう大人なのよって。
道枝くん
道枝くん
そっか、、、よかった
狭山さん
ん?
道枝くん
道枝くん
恭平のとこ、行こう?!こんな風に手繋いでいると、勘違いしちゃうから、、、
狭山さん
ねぇ、、、
道枝くん
道枝くん
大丈夫、楽しそうに生きてるりなを見てたら、オレは幸せだから。
道枝くん
道枝くん
行こう!!





僕たちは、バンパイヤに、向かった。

りなの下駄のからんからんってのが、いい音だった。











いつか、僕の彼女になってくれないかな?


そんなことを思ってた。






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