覗いたら、3人の女の子。
羽翔と、女バスの井口さんと、もう1人。
制服からすると2人は2年。
明らかに2人の態度が変わった。
羽翔が脱走。
明らかに逃げて行った。
つかんだ腕を振り切って、羽翔は走って行ってしまった。
追いかけようとしたとき、2年の2人に止められた。
ーーー大丈夫ですよ
ーーー勉強教えてください!!
明日ではダメかな?ごめん。羽翔を、、、
ーーー羽翔ちゃん、付き合ってる訳じゃないって言ってたけど?
2人に解放され下駄箱に戻ったときには、ずいぶん時間が経ってた。
オレの鞄の上に。
ごめんなさい
と書かれた英語のノートの1ページが置かれていた。
裏側にテスト範囲と書かれたメモがあった、、、
木曜日、金曜日と、羽翔は休んでた。
金曜日に家に行ってみた。
心配だった、、、
なにが、ごめんなさいなのか、、、知りたかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。